心をつなげる 

心をつなげる

相手と本当の関係を築くために大切な「共感コミュニケーション」12の方法

アンドリュー・ニューバーグ / マーク・ロバート・ウォルドマン

序文

・人生において自分の心とつながるのは本当に大切なことです。僕は「自分を支える心の技法」という本でも、対人関係の問題を解決するには結局のところ自分の心と向き合うしかないのだと書きました。

〇名越康文先生。

Chapter1 新しい会話法

・共感コミュニケーション(Compassionate Communication)の

12項目

1.リラックスする

2.今という瞬間に注意を払う

3.自分の内面にある静けさをはぐくむ

4.ポジティビティ(肯定的な感情と前向きな姿勢)を高める

5.自分のいちばん深いところにある価値観と向き合う

6.楽しかった思い出にアクセスする

7.非言語シグナル(言葉以外のサイン)を観察する

8.感謝の気持ちを表す

9.心から温かい口調で話す

10.ゆっくり話す

11.簡潔に話す

12.じっくり耳を傾ける

・この技法を実際の会話に採り入れると、驚くべき現象が見られる。話し手と聞き手それぞれの脳が次第に協調し始めるのだ。

・研究によれば、意識がキープしていられるのは、4つの大きな「情報のかたまり」で、その時間は30秒以下程度なのだ。つまり私たちはごくわずかな時間枠に封じ込められたほんの少しの情報を使って、他者とコミュニケーションを交わしているのである。

〇短期記憶は大したことがありませんね。だからこそ、共感が大事なのかも。

Chapter2 言葉は「脳」を変える

・言葉を「否定」から「肯定」にシフトすれば、心から望んでいるすべての現実的な目標を達成する可能性が最大限に広がるのだ。

・「イエス」というポジティブな言葉は脳にどんな影響力を持っているのだろう。(中略)ポジティブな言葉は自分たちの安全を脅かすものではないため、脳は「ノー」という言葉ほどには敏感に反応しないというわけだ。

・脳は、顔の表情や口に不誠実さを探そうとする生来の性質を持っているのである。

・ポジティブな言葉を、ある一定の期間復唱し続けると他者への共感力がはぐくまれる。実際に最新の研究結果では、そのようなトレーニングによって、大脳新皮質の厚みが増し、闘争・逃走反応を引き起こす偏桃体を縮小させることが明らかになっている。

〇古代より、身を守るために発達してきた脳。だからこそ、ポジティブなトレーニングが必要なんですね。

Chapter3 脳はマルチリンガル

・人間の非言語コミュニケーションの世界的権威、ポール・エクマン博士は、人間には1万以上もの表情があることを確認し、そこから、言語機能をコントロールする神経回路は、ジェスチャーを用いる時に使われる神経回路と同一であることが明らかになった。

・私たちは利き手を使ってポジティブな考えを、もう片方の手を使ってネガティブな考えを伝えようとする傾向があるのだ。

・これからは誰かと会話するたびに、相手の非言語シグナルに注意してみよう。そしてその手の動き、まなざし、身体の動きに自分の動きを合わせてみよう。お互いの動作に同調することで、相互理解が深まり、互いに好感を持つ可能性が大幅に高くなる。

〇ミラーリング、ミミクリ。

正直シグナル~非言語コミュニケーションの科学~

正直シグナル-非言語コミュニケーションの科学 アレックス(サンディ)・ペントランド 【プロローグ 神の視座】 <本書について> ・人間の行動のタイプには、生物学的…

Chapter4 心の中を自覚する

・コミュニケーションスキルの向上に役立つ神経科学的事実としてもう一つ挙げられるのは、話し手がゆっくりと話せば話すほど、聞き手の理解力が深まるという点だ。

・話をするときは、手短に、ゆっくりと、30秒以内で。

〇伝えたいことは小分けにして伝えること。わかりやすい仕事の教え方研修でお伝えしていることです。

・思考はとどまることを知らないのである。脳内で進行するこの神経学的プロセスは「インナースピーチ(内言)」と呼ばれており、他者が話していることに対する注意力を散漫にさせるという実に厄介な問題をもたらすこともある。

〇人は考えずにいられません。

・自らのインナースピーチに注意を払うと、さまざまな情動ー怒り、恐れ、精神的な落ち込み、喜び、充足感などーにはそれぞれの「声」と、独自のコミュニケーションスタイルがあることに気づかされるだろう。

自身のインナースピーチを変えることで、行動の変化にもつながり、ひいては脳のはたらきも向上する。インナースピーチをコントロールすることは、自分のみならず、他者の信頼と尊厳を得るための第一歩となるのだ。

〇内省が大事だということですね。

・ポジティブなインナースピーチは、注意力、自主性、自信、作業能率を向上させることが分かっている。

・卓越した教師、セラピスト、俳優、講演者などは、間を取ることの重要性を理解しており、日頃から意識的に活用している。企業の営業担当者やCEOも同様だ。なぜならそのような沈黙によって人々の間に深いつながりが生まれるのである。

Chapter5 心がつながる仕組み

・最新の研究結果では、相手のコミュニケーションスタイルを真似ることで、お互いのニューラル・レゾナンス(神経の共鳴)の度合いが向上し、相手に対する共感力、協調性、信頼感がより深まることが明らかになっている。

・会話している相手が使う言葉の表現や声の強弱にこちらの動作を合わせると、反りの会う親密な相手だと受け取られやすくなる。

・一部の研究者らに「反ミラーニューロン」と呼ばれている神経細胞が活性化すると、他者の真似をしようとする脳のはたらきが不活性化するのである。

〇肌の会わない人間の真似はしたくない、と。でも、だからこそ、付き合わざる得ない人とも共感するためにできることがあるということ。

Chapter6 関係を築く

・「アイ」コンタクトとは言え、意思疎通を図る際に実際に使っているのは、目ではなくその周りの筋肉だ。

・他者の顔を見つめるとき、脳は相手の目元と口元からその情動状態を読み取っている。エクマン博士が著書で述べているように、人間は1万種類以上もの表情を作ることが可能で、その表情の大半は相手の神経細胞に特定の反応をもたらす。脳はワーキングメモリが維持できるほんの数十秒の間で、相手の表情から読み取れる多種多様な感情を想定し、それまでの自身の経験と照らし合わせながら、その人の実際の感情を推測しているのだ。

〇顔は口ほどに嘘をつく。

顔は口ほどに嘘をつく

顔は口ほどに嘘をつく ポール・エクマン 序文  ・私の指導者であるシルバン・トムキンスは晩年、「感情はわたしたちの人生を動機付けるものである」と語った。わたしたち…

・会話をしている相手の動作や表情を真似れば真似るほど、脳は相手の脳に共鳴するのだ。そこには強いつながりや共感が生まれ、深い信頼関係が構築される。

Chapter7 一番深いところにある価値観は?

〇価値観を認め合うこと。

Chapter8 「共感コミュニケーション」を理解する

・大半の人は、相手の顔をほんの数秒見ただけでその感情を察知することができる。しかしそのためには、自分のインナースピーチに気を取られずに、相手の表情に完全に意識を集中し続けなければならない。

・常に感謝を見せることに慣れると、たとえ最初は礼儀ついでに課したことであっても、思考はそれを真実だと信じるようになる。

〇とにかく続けること。習慣にすることが大事ですね。脳に良い嘘をつきましょう!

Chapter10 パートナーとの共感コミュニケーション

・怒りや敵対心は人間の自然治癒力さえも妨げてしまう。

〇既婚カップル42組対象の実験。被験者全員に腕に水ぶくれを作る。仲の悪いカップルの治癒時間は2倍の時間を要していたそう。恐ろしい。

Chapter12 家庭での共感コミュニケーション

・使う言葉を変えれば、脳も変わる。脳が変われば、他者との関わり合い方にも変化が訪れる。言葉を通じてネガティブな社会を作るのか。それとも優しさと強調と信頼に溢れた社会を作るのか。その選択は私たちに託されている。

〇言霊に通じますね。そして、個の集まりが社会になる。子供たちのためにも、素敵な未来を紡いでいきたいですね。

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