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人間とは何かー過去・現在・未来の省察

カール・フォン・ヴァイツゼッカー

○まずはカールさんの叔父さんの本を読んでみました。

病因論研究ー心身相関の医学

V・v・ヴァイツゼッカー

○「気の持ちよう」「病は気から」やプラシーボ?人間の体、精神の神秘を感じる本でした。

 

第2章 自然の歴史

・(紀元前220年)少し前、アリスタルクは天動説ではなく、地動説の仮説を提出していた。この仮説が、1700年後コペルニクスによって継承され理論的に展開された。

・過去は事実としてそこに存在し、未来は可能性として存在する。事実性と可能性。(中略)過去は消滅せず、未来の可能性は無限に開かれている。

 

第3章 人間はどこから来たのか

・人間は、善に対して無条件の服従などする必要はない、むしろ善か悪かのいずれかを自由・主体的に選択する能力が付与されているのだという認識が存在していたはず。

・人生における自分の役割をどのように体験し理解してきたのか。過去の回想を行い、自分自身にまなざしを向け直す意味はどこにあるのか。(それは)じぶんに委ねられた様々な独自の役割を知ること、分担されたその役割を通して自分自身を真に認識できるからに他ならない。

 

第4章 時間・物理学・近代形而上学

・真の幸福は、苦悩、すなわち不幸な状態を自分自身の中で実際に体験し経験されるところで正しく実感されるのでは。これはプラトンが主張する先験性の思想に合致するもの。

○できれば味わいたくない不幸。でも、知らないと真の幸福がわからない・・・。

・経験とは、まだ到来しない未来のために事実化した過去から学ぶこと。質的相違は、この事実性と可能性の間における現象で、時間はそれゆえに、可能性という経験の前提条件となる。

 

第5章 現代学問論

・元来、振り返ること、省察とは解答ではなく、新たな問いかけを本質とする行為。

・V・v・ヴァイツゼッカーは、「肉体は、意識より賢い」と。精神的に傍若無人な活動を行っている人間は、肉体上の単純な病気に見舞われることを通して、しばしば休息と正気への方向転換を可能にする。

身体心理学。

 

第6章 哲学の素描

・歴史上の全ての出来事は、過去の現在化であり、可能性とは未来の現在化の意味となる。

・近代ヨーロッパや北アメリカに展開されてきた学問は、現代人に向かって、人間の様々な夢や希望、畏怖心といった思想と思考形式をまず「疑え!」(デカルト)と教え込んだ。この懐疑には、恐怖の動機が隠れ潜んでいる、すなわち「超自然的霊力など存在しないでくれ」といった感情の結果としての恐怖心。

○子供の頃に見えたモノが見えなくなる。大人になって少しくらい見える余裕があっても良いのかもしれませんね。

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