世界にバカは4人いる
世界にバカは4人いる
トーマス・エリクソン
〇SP(サブ・バーソナリティ)と照らし合わせながら読み、新たな気付きを得ることができました。赤:スペード、黄:ハート、緑:ダイヤ、青:クラブ。
第1章 コミュニケーションにおける決定権は常に相手にある
・何かを伝えたとき、相手はまず「自身の視点」「偏見」「先入観」というフィルターを通して受け取り、最終的に残ったものをメッセージだと理解。自分が意図した形でメッセージが通じないことがある。臨んだ形で伝わることはめったにない。
第8章 イラだってしまう側面 - 完璧な人間などいない
・「相手が正しいからといって、自分が間違っているわけではない」という賢者の言葉。人の間違いや欠点は特に目立って見えてしまう。児童心理学によれば、自分の子供に対してイライラしてしまうのは、自らもできればしたくない行動を子供がしたとき。
・「自己中心(egoistic)」はラテン語の「自我」を意味する「エゴ(ego)が語源。自らの「自我」は自身のエゴ。エゴが強い人間とわがままな人間のあいだにそれほどの違いはない。
・「必然的に周りがバカだらけになるのは赤タイプ」。
・(黄タイプは)人の話を聞くのが上手ではなく、セレクティブメモリー(都合よく修正された記憶)の持ち主。嫌だと思ったことは忘れ、ポジティブ思考で自分には悪いことや欠点はないと信じている。
・(緑タイプは)皆の調和を求める。良い関係を保ちつつ、皆が合意に達することが目標そのもの。
・青タイプの一番の特徴は、何かに手を付けようとすると、始めるまで時間がかかってしまう。きちんとした準備をしてからでないと始められない性格。
第14章 相性のいい色の組み合わせとその理由
・人と会ってその人がどの色の性格かわからない時、黙ってその人の話を聞き、もし自信がなければ、自分が緑タイプの性格だと仮定して話を聞いてみるとよい。
〇聞き上手って、ここに真理があるのでしょう。
第18章 歴史的観念から人間というものを知る
・ウィリアム・M・まーとストン教授。1928年の「Emotions of normal people(普通の人の感情)」という論文で、健康な人間にはそれぞれ違った行動タイプが見られると主張。この論文が後の「DISCモデル」の基礎に。ウォルター・クラークスによるベクトル解析発表時に命名。
・「DISCプロフィール」。Dominance(主導型)、Influence(感化型)、Steadiness(安定型)、Compliance(適合性)。筆者は適合性を「慎重型」に読み替えている。
・多くの人が2色以上の性格を持っている。
第21章 最後に私の実例より
・チームとして大切なのは、それぞれの入りのメンバーが混ざっているとき、それがグループにダイナミックさを与える唯一の方法。
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