「いい子症候群の若者たち」読書会に参加しました。

先日、某企業の教育担当の方から「とても良い本があるので、是非読んでください」と「いい子症候群の若者たち」をプレゼントしていただきました。

そんなに良い本なら、皆で読書会をしませんか、ということで5人で集まりました。

以下、差しさわりのない範囲で備忘録として記します。

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Sさん 若者は現役選手しか尊敬しない・好きなメンバーと嫌いじゃない仕事をするのが好き。

・関係思考と報酬思考以外の動機を見つけてほしい。学習したいからという「充実思考」。新人にもそうしてほしい。

・好きな本を読んでほしい。そういう新人がたくさんいてくれたらいいな。

・質問は緊張するけど、成長につながる。

・この本を紹介してくれたとある研修講師の方。「いつでも相手に合わせた研修をしなくてはいけない」と、この本を読んで思った。

・努力する若者を知っている。

・その子たちを育ててきたのは大人。・参加した学会で、高校生を叩き潰す大人がいた。論点しっかりしていない発表もあったけど。もうちょっと指導してあげても、と思いつつ。

・会社員として、やらなければいけない仕事もあるけど、だからこそ好きなメンバーとやりたい。好きな仕事は難しい。楠木健さん曰く、「趣味と仕事は違う。自分以外の誰かのためにやるのが仕事」。

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関根さん 若者は現役選手しか尊敬しない

・起業前のメルマガ。まだ成功していないけど、前に向いてさらけ出していた。今も評価されている。現在進行形。

・意識高い系の若者が周りにいる。本とは違う。皆から浮き上がりたくはないという人はいない。

・質問は、匿名にしてあげるとたくさん出る。グーグルフォームズ。

・メンバーシップ中心の採用は?一社で30年は無理なのでは。3年くらいはいいのでは。若い人には必要。企業に入るのは仕事が分割されている。起業はそうではない。

・人による、属性による。

・「アライアンス」。いつ出てもいいし、戻ってきてもいいし。

・うちの会社は10年で色々やらせるので、起業家に向いているのでは。

・専門分野にこだわってきた人は、メンバーシップに戸惑いも。

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汐中さん 公務員が超絶人気の本当の理由

・教師時代、実際に言われたことがあった。「皆の前で褒めないで」。低学年は褒めてほしいオーラが出ていたのが、5,6年になるとなくなる。特に女子。指示書にもあった。個別に呼んでほめるのは大丈夫。

・「安定」。公務員でメンタルが安定すると思われているが、安定すればするほど、メンタルは不安定に。ここで安住するのは面白くないな、と。

・教員の世界は「鍋蓋」。階層も管理職以外は安定。

・何十年も前のノートを使用した授業も。日本の教育はそうなのかな。

・みんな一緒でみんないいは、飛び抜けるとダメですよ、というメッセージ。教員はそれを望む傾向。

・保育所は好きな学びのところに入れられるけど。学校は、文科省から降りてくるもので独自性を発揮できない。「列からはみ出ろ」と教えられたのに、小学校で前ならえ。戸惑う。

・小学校は「良い大学」という方向で選びがちでは。・学校は「やばい組織」?DXするなら学校まるごと変えても?答えがあるものを学ぶのが学校。

・教員が一番ラクできるのはなんだろう、が優先事項。だから伝わりづらい。子供たち優先ではない。

・作戦は「訳わからなくする」。煙に巻くのが通すコツ。

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林 場を乱さないために演技する

・演技をしないキャラ。

・自分じゃないことに対するスタイル。素を出すように。

・採用面接は演技。

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Kさん なぜ若者は競争が嫌いなのか

・Sさんが言っていた「好きな場所」、っていいな。

・表彰が逆効果、というのはショック。何が正解なのか。個人的な場所で称えるしかない?

・やり方を細かく提示するけど、「こだわらなくても良いよ」と伝えても、その通りの方がいいのかな。

・思っていたものと違うことがあるということを意識しないと

とある野球部の話

・誘導なしに例示する、というのは無理なのかな。個別面談とかじゃないと?個人個人の発想力に期待しているんだけど、誘導では本末転倒だし。

・人と違うことを考えるのは抑圧されてきているからできないのか?

若者の仕事観4箇条

・自分の個性を生かしたいという思いがあるけど、どう察知して引き出す工夫があればしたい。

・「自分が欲しいものはいい!」と、データ等で確信しないとオッケーしない。今の子たちはその方が安心して担当できるのかな。大ヒットは望めないような気もするけど。

・ポジティブに考えるようにしている。

・抑圧?商品を見ていると、新しいものが出てきていないと感じる。

・社風は「前に出る人が好き」な会社。でも、どこまで演技しているのか。

・「頼まれたら全然やるんですけどね」という今の若者はよくわかる。

・上司を納得させるかどうかのゲームになっている。

・成長してほしいから「やってみて」というのだけど、手続きをやってほしいわけではなく、その人なりの考えを入れて提案してほしいのだけど、どうすれば。

・効率的なシステムも進んでいるので、業務的には良いのかも。本人がそれに対して良いのであれば。

・新しい風がほしい。個性的な人←「それ、やだな」(苦笑)。

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