事例で学ぶOJT

田中淳子

 

第1章 OJTトレーナーの役割

・(年の離れたトレーナーが)気を付けるべき点は、育った時代の違いがネガティブに作用する可能性。(中略)武勇伝をとうとうと語ってしまい、新入社員からは感心どころか「大変でしたね」と言われてしまった、という話も。

〇武勇伝は聴かれていない限りはしゃべるべからず(苦笑)。

 

第2章 周囲を巻き込み、みんなで育てる

〇OJTを行う際にはここが肝だといつも皆さまにお伝えしています。

・お菓子コーナーを新人の席横に。人を引き寄せ、新人にひと言ふた言声を掛けるように。

・ITツールの使い方に長けてる新入社員にデータをビジュアル化してもらう。組織に貢献できたと実感。

〇デジタル周りは頼ってしまうのがよいですね。コミュニケーションにもつながるし、手持無沙汰の解消にもなります。

・マネージャやOJTトレーナーにとって、未成熟な新入社員を対外的な場に出すことは多少チャレンジ(ストレッチ)だが、外の空気を味わうことで鍛えられる。(中略)マネージャとの方針の違いは徹底的に話し合い、双方納得解を探る。「新入社員の成長につながる」視点をもって。

 

第3章 新入社員と信頼関係を築く

・新入社員が職場に馴染むためには、当人が他者を覚えることはもちろんだが、他者からも覚えてもらうことも必要。

 

第4章 業務の教え方と質問対応

・PREP法で組み立てる。Point(主張点)→Reason(その理由)→Example(例示)→Point(主張点の確認)の4つを意識して話を組み立てると理解しやすい。

・OJTトレーナーは上に立つのではなく「伴走者」。わからないことがあったら一緒に考える、調べる、誰かに聞きに行く。

 

第5章 社会人としての基本を学ばせる

・新入社員に大切なことを教える機会は随所にあるが、「あ!まずい!」(配慮の欠如等)という場面は「あるべき姿」「大切なこと」を教えるチャンス。

・OJTトレーナーと新入社員とで「報連相の基準」を共有しておくことが大事。(中略)マネージャや先輩も部下や後輩に「報連相」することは大事。

・後輩の言動が疑問に思える場合は「率直に聞いてみる」こと。(中略)互いの理解を合わせていくためには、対話を繰り返すことが基本。

 

第6章 経験学習を生かす

・(希望する仕事を)単にダメというより「やらせてみる」というのも一つの選択肢に。

 

第7章 仕事の取り組み方を教える

・ベテランほど、自分にしか理解できないような、難しく曖昧な指示になってることが多いもの。自分の当り前が相手の当り前だと思わないことが大事。

 

第8章 新入社員との1on1ミーティング

・やりたい業務に取り組ませてみる。やりたい気持ちを消化できるように。

〇これ、段取りが大変ですが、思いやりは新入社員に確実に伝わると思います。

 

第9章 フィードバックと振り返り

・フィードバックされて初めて(自分の立ち居振る舞いに)気づく人もいる。

〇鏡のように伝えてあげること。

 

おわりに

・小学生の時に担任の先生に言われた「勉強は何のためにすると思う?」という言葉。『勉強はね、自由を得るためにするんですよ」。子ども心にインパクトがあり、何十年経つけど忘れられない。

 

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