コロナショックと昭和おじさん社会

河合薫

 

第1章 終わらない昭和おじさん社会

・「どういう人が昇進するのか?」を分析した1984年の論文。部課長までの昇進には「学歴と早い時期の評価」が圧倒的に重要。また「交渉力」「運への自信」「指導力」「昇進意欲」も重要。だが「責任感の強さは昇進を妨げる可能性が高い」という結果。

〇だから、俗にいう「イヤなヤツ」も出世できるのかもしれませんね・・・。

 

第2章 ここまで深刻化していた「分断の壁」

・自己の利益を最大限守りたいという欲求が基本構造として組み込まれている人間は、「今あるものを失うかもしれない」という恐怖を感じた時、人を蹴落とすこともいとわない。

〇だけど後で振り返った時、後悔するのがわかっている人は、何とか踏みとどまろうとするのでは。これって、先天的に難しくても、教育で何とかなる部分だと思います。「マインドセット『やればできる!』の研究」

 

第3章 若者も中高年も女性も働きづらい理由

・長期雇用は雇用制度ではなく「経営哲学」。働く人たちが安全に暮らすことを企業の最大の目的と考えた経営者が「人」の可能性を信じた。(中略)確固たる経営哲学もないままに「グローバルスタンダード」や「日本型雇用システム脱却」だの言うのは、「目に見えない力」を育む土壌を自らの手で壊しているに等しい。

〇著者のネット記事によると、アメリカの大企業が「長期雇用」を重視する傾向にあるそう。結局人を大事にするか否かが問われているのでしょう。

・どんな仕事でも実際に現場で回そうとすると、なかなか上手くいかないもの。そんな時年配者の気の利いた言葉やちょっとした気遣いに救われる事がある。

・未来の自分=シニア層をどんどん解雇する会社に、若手が期待するわけがない。

 

第4章 広がり過ぎた格差のゆくえは

・経済的に困窮している家庭の子供ほど、「私バカだから、わからな~い」と勉強を投げ出す傾向が強いそう。

・世の中に蔓延する自己責任論には、「努力する能力は全ての人に宿っている」という前提。だが、努力する能力は親の階層に影響されている。

 

第5章 これから始まる社会のニューノーマル

・いつの時代も人を豊かにするのは無駄な会話であり、時間であり、空間である。

〇対面、非対面をバランスよくすることがこれからの時代は必要だと。

 

 

 

 

 

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