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人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

ふろむだ

 

・「採用面接で、身だしなみが、どのような影響を与えるか」という研究がある。その結果、「仕事に必要な資格よりも、身だしなみのよさのほうが、採用決定に大きな影響を与えていた」ということがわかった。

・「容姿が優れている」「という特徴が、漠然と「その人間が全体的に優れている」というイメージに変換されてしまう。

・「目の錯覚」の場合、自分が錯覚をしていると、わりとすぐに気がつくことができる。しかし、「思考の錯覚」の場合、錯覚をしていること自体に、本人は、ほぼ気づけないのだ。この世界は、思考の錯覚に満ち溢れている。なぜなら、「プラスのイメージを引き起こすもの」であれば、何でも「全体的に優秀」という思考の錯覚を引き起こしてしまうからだ。

・「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は一種の資産として機能するということだ。本書では、これを「錯覚資産」と呼ぶ。

○錯覚資産、非言語コミュニケーションにも通ずるものがあります。

・チャレンジして成功するかどうかなんて、運しだいだから、たくさんチャレンジするしかない。さいころで当たりを出すのに一番効果的な方法は、たくさんの回数、サイコロを振ることだからだ。

・「自分には、実力があるから、起業してもうまくいく」というのにも、たいてい多量の思考の錯覚が含まれている。自分には実力があると思いこんで、自信満々に玉砕した人なんて、うじゃうじゃいる。

・「自分には、実力がないから、起業してもうまくいかない」と思って、起業をあきらめちゃう人がいるけど、それも思考の錯覚の産物であることが多いんだ。

・人間には、「実力」という要因を、プラス方向であれ、マイナス方向であれ、「大幅に過大評価」してしまう認知バイアスがあるということだ。実際の成功・失敗は、あなたが思っているよりも、はるかに、「実力以外の要因」で決まっている。

・具体的に数値が出るような成果だと、錯覚資産にしやすいが、具体的な数値としては表れにくい成果だと、錯覚資産にしにくい。

・最近連絡を取っていない友人知人と飯を食ったり、勉強会に出たりして、網を広げ、網をメンテすることに、それなりに大きな時間を投資しなければならないのだ。

○人と会うのを億劫がっていてはいけませんね。動けば道が開けます。

・いくらCVR(Conversion Rate)が高くても、PV(Page View)が少なければ売り上げが上がらないのと同じように、いくら実力があっても、チャンスが発生したときに、自分のことを「思い浮かべる」人の数が少なければ、なかなかチャンスはつかめない。

・退社後や休日に1人でこつこつスキルアップするより、より良いポジション、上司、同僚、顧客、業務課題に恵まれた方が、はるかに効率よくスキルアップできるし、ハロー効果を生むような「見栄えのいい」実績、すなわち錯覚資産を作り込みやすい。環境がスキルと錯覚資産を育むのだ。

・成功の主要な要因が運であるということは、「サイコロを振る回数を増やさないことには、成功確率はなかなか上がらない」ということを意味する。PVの絶対数を増やさなければ、なかなかいい環境にはありつけないのだ。

○これも、結局は「行動するか否か」ということ。人と会うのが苦な人は、そこをどうクリアするか。

・鉄鋼会社で巨万の富を築いたアンドリュー・カーネギーの墓碑には、次のように書いてある。【己より賢き者を近づける術知りたるもの、ここに眠る】

○劉備玄徳的な。

・「プラスの価値は全て利用資源であって、それを否定すると損をする」と自分に言い聞かせる。

・自分が個人的に嫌いなものは、常に邪悪だし、間違っているし、ろくなメリットがなく、リスクが高いのだ。自分が個人的に好きなものは、常に善良だし、正しいし、メリットは大きく、リスクが低いのだ。人間の脳内の世界というのは、そういうものだのだ。(中略)このような人間の判断方法を「感情ヒューリスティック」と呼ぶ。

○だからこそ、ちょっと時間をおいて考えることも必要。

・感情ヒューリスティックは、「人に好かれる」ということを、比ゆ的な意味ではなく、現実に換金可能な資産にしてくれる。

○人間関係の大事さよ。

・感情ヒューリスティックは、「置き換え」の一種だ。ダニエル・カーネマンは、本来の質問である「採用すべきか」をターゲット質問、それを置き換えた「好きか?」をヒューリスティック質問と呼んでいる。

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