人間学×マーケティング

人間学×マーケティング

神田昌典 池田篤史

第1章 あなたの会社を経営危機へゆっくりと進行させる「魔物の正体」

・自社の担当社員が「自分たちのお客さまがどういう人か?」を深く理解できていない会社が多い。お客さまは日々変化している。

・カスタマーロイヤリティを高めるには「感動的なホスピタリティ」だと思われていたがそうでもなかった。そこそこのサービスを提供した後は「ロイヤリティ」は変動しないという事実。顧客に多大の手間や努力をさせるとロイヤリティが低くなる。GAFAの台頭で今までの概念が変わりつつある。

・顧客サービスがそこそこの方が、顧客努力を要される時よりも4倍も離脱率が低い。

○「めんどくさい!」と感じさせないこと。

・人にも会社にも性格のような「メンタルモデル」がある。論語人か算盤人かがある。

・「魔物の正体」は、自身にある、<変化を感じ取り><変化に対応し><変化を活用とする>ことを妨げる防御システム(メンタルモデル)のこと。

第2章 会社の深層課題と価値を言語化せよ

・フーチャーマッピングの面白いところは、個人や組織にある暗黙知を、ダイアログを通じてストーリーという形で浮かび上がらせるという点。そのストーリーは「利他の精神」に基づいたもの。

○そして、内省のツールにもなります。

第4章 未来のビジネスモデルを構築する

・マーケティング4.0.個人と社会がいかに調和しているか?自分の内面と嗜好が社会とどう調和しているか?を追求する自己実現フェーズの世界。自社のサービスや商品が顧客の「自己実現」に直結するコトとして認識してもらえるかどうかが、売れる引き金。

・企画書を充実させていくよりも、プロトタイプを動かしてみて小さな範囲でビジネスを実践した方が断然早く事業を立ち上げられる。

・信用経済。人間としての信頼が伴わない会社は市場からそっぽを向かれ、生き残ることはできない。社会全体が集合無意識化で、4.0の共創時代へ移行し始めている。

・すべてにおいて矛盾なく一貫性を持った連携する成熟した知性のことを「コネクティング・インテリジェンス(CQ)と呼んでいる。

第7章 新成長事業をつくる

・新成長事業づくりは、子どもたちの教育の現場でも必要になってくる。今後子どもたちの教育は、課題解決型学習(プロジェクト・ベースド・ラーニング)にシフトしていき、子の本質はほぼ「起業家教育」。学校が地域のシンクタンクのような位置づけに。

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