知的生産の技術
知的生産の技術
梅棹忠夫
1 発見の手帳
・ダ・ヴィンチの手帳。ポケットに手帳を持っていて、何でもかんでもやたらと手帳に書き込む。近づくために習慣に。
2 ノートからカードへ
3 カードとその使い方
・カードはコンピューターに似ている。人間の代わりに記憶する。「忘却の装置」。
○それでいて、書くことで記憶定着の強化にもつながります。
・カードを使ってみても長続きしない人が多い。習慣になるまでは自分自身を訓練しなければうまくいかない。思い切ってカードを一万枚くらい発注。覚悟も決まるし闘志も沸く。
○それができないから続かないし、続ける人は圧倒的に強い、と。
4 切り抜きと規格化
・市販の製品は使う人のことよりも作る人、売る人の立場を重視しているものが多い。
○答えは顧客が持っている。その上で示してあげることが重要。
5 整理と事務
6 読書
・本は著者の身になって読むもの。大事なところに線を引くのはその精神の現れ。
7 ペンからタイプライターへ
・理想のタイプライターとは、じつは、ひらかなとカタカナのコンビネーションということになるのだが、いまのところ、どうごまかしても、それだけの字は一台のタイプライターのキーにおさまらない。これを解決する方法をかんがえだせば、大発明である。
○1969年初版のこの本。随所に先見の明がありますが、この章は特にビックリしました。
8 手紙
9 日記と記録
・物事は記憶せずに記録する。科学者に限らず知的生産にたずさわるものの基本的な心得。
・すべての経験は進歩の材料。
・技術の開発と発展のためには、成果よりも、それに至るまでの経過の記録とその分析が大切。
10 原稿
11 文章
・こざね法。
○KJ法の原点ともいえるものでしょう。
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