Beyond2023 「ブレインテック」の未来を考えるに参加しました。

 

先日、『Beyond2023 「ブレインテック」の未来を考える』ウェビナーに参加しました。

差しさわりのない範囲で備忘録として記しておきます。

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講師は、応用神経科学者でDAncing Einstein代表の青砥瑞人さん、オペレーターは、Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長の谷本有香さんです。

〇以前読んだ「BRAIN DRIVEN」が面白かったのでとても楽しみにしていました。

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  • 世界中の英知を脳の世界から紐解けたら。
  • 脳もテクノロジーも、リアルの価値も大切にしていきたい。
  • ニューロサイエンス、神経科学にピンと来る人はまだまだ少ない。脳は「めちゃ面白い」。ブラックボックスが少しづつ開き始めている。
  • 世界中に脳の楽しさを伝えていきたい。グロースだったり、ウェルビーイングだったり。
  • 特許あるが、まだ使えない。
  • ニューロサイエンスにかかわる論文が2010年以降かなり増えている。新しい学問。歴史は古いが盛り上がりは近年。ニューロテックに対する投資も増えている。
  • ニューロテックはアメリカがずば抜けて一番。日本も10位以内で頑張っているが。

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谷本さんからの質問。

  • Q.:ニューロテックに親和性が高いのは?
  • 青砥さん:ヘルスの文脈。脳をいじるというのは医学への応用。全身まひの方でも言葉などは理解できている。「植物人間」が安楽死の方向とか、昔は。脳で念じると、脳の状態が確認できる。先々はコミュニケーションができるように。
  • 青砥さん:ミリタリー文脈。CIAがマインドコントロールとか。今は倫理的にできないが。
  • Q.:BMI(Brain Machin Interface)。
  • 青砥さん:サイエンスとテクノロジーをかみ合わせているイーロンマスクはすごいなと。テクノロジーの観点、ニューロサイエンスの観点から見て。リスクを回避していくためには、硬膜の中ではなく、硬膜の上に電極を。実現可能かどうか、半年ではクエスチョンだが、すごいこと。BMIとかBCI(Brain Computer Interface)は、侵襲型か非侵襲型か。侵襲って、と思っているけど、できたらデータの精度が全然違う。飛行機も昔はクレイジーだった。
  • Q.:生命倫理的には。
  • 青砥さん:ニューロテックの歴史。50年以上。昔は人体実験が無法的に。ホモセクシュアルな人を変えようとしたり。法の整備が追い付いているのかはグレーゾーン。考えていかないといけない。どちらも進化していかないと。技術を止めてしまうのは違うのでは。
  • Q.:教育や組織作りに応用していると思うが。
  • 青砥さん:神経科学って、ぐっと伸びている。思考、行動すべてに脳が関わっている。ブラックボックスだからこそ、ブルーオーシャン、源泉に。仕組みがわかりつつある。幸せやモチベーション。テクノロジーが関与していく。「非」非侵襲(ひひしんしゅう、造語だそうです)、例えば腕時計とか、脳の状態を類推する仕組み。制度は落ちるけど。
  • Q.:人的資本を上げるところで、脳の能力を上げるには?
  • 青砥さん:BMIの世界観。Motor、Sensory。感度が高まっている。視覚や音や味覚への応用も始まっている。能力を高めるという文脈はまだまだ。新しい記憶を書き込むというのはまだできていないが、し得るだろうな、未来には。DBS(Deep Brain Stimulation:脳深部刺激療法)など病気治療などはある。新たな能力を書き込めたり。能力拡張は夢物語とは言えないかも。
  • Q.:自信を持つとか、積極性を持てるように成ったり。
  • 青砥さん:遺伝的な違いもあるが、遺伝以外にも、後天的に大きく変化していくともいわれている。人は「何重人格」。相手が違えば反応は変わる。適応できるのは脳の面白さ。先々は、脳のサポート、活用の仕方はあるのでは。感情、思考のあり方を変える要素はありうる。倫理的制度と共に発展する可能性はある。
  • Q.:海外でハグ。脳に関係は?ハッピーさ。ダンスとか。
  • 青砥さん:幸せを感じる時。セロトニンやオキシトシン。身体は知っている。ダンスや音楽は動くことによって整えていることを。日本はうまく活用できていない?ネガティブなフィードバックとか。科学的に大切なことなんだよ、ということを認識してほしい。幸せに相関が一番高いのは「何気ない日常の中に幸せを感じること」。文化をひも解くと禅とかお茶とか。自然に溶け込んだり美を見出していくとか。
  • Q.:脳と心とは?
  • 青砥さん:心と脳。感情的な要素にかかわるアフェクティブニューロサイエンス。脳だけで語るのではなく、全身でワイヤリングでつながっている。腸や心臓や。感情系が連動している。胃腸や膀胱も。
  • Q.:チャットGPT。シンギュラリティ。人間の脳 vs AI。
  • 個人的には、AIと脳を対立軸で持っていない。生ものと人工無機物。人間とドラえもん。人間を支えてくれる応援団。ニューロテックが伸びているのはAIのおかげ。脳波の解析とAIをかませて、話せない人をフォローしたりとか。ただ、ゼノボット(xenobot)。バイオなロボットを作り始めている。生物と無生物の間のものを。バイオと人工知能。間が生まれてきているので、向き合い方も変えていかないと、アップデートしていかないと。優れたテクノロジーをポジティブにどう応用していくのかを考えないと。

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