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ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

アダム・グラント

 

1 変化を生み出す「創造的破壊」

・人は、たとえ現状が自分の利益に直接的に反するものであっても、現状が正当であると合理化したがるたもの(後略)。

・既存のシステムを正当化すると、心が落ち着くという効果がある。「感情の鎮静剤」なのだ。

・研究によると、創造性のもっとも高い子供たちはむしろ、教師に好まれないことがわかっている。

・オリジナリティとは「創造的破壊」をすることだ。新しいしくみを提唱するには古いやり方を取り払わねばならないことが多いため、波風を立ててしまうのではないかという恐れから行動を控えてしまう。

・現状を打開しようとするような人たちは、外見的には大胆で自信満々に見える。だが、その表面をはがしてみると、彼らも恐れやためらいや自己不信と戦っているのだ、

・起業家は一般の人たちよりもリスクを好んでいるわけではないという研究結果が、相次いで出てきている。そしてこれは、多くの経済学者や社会学者、心理学者の意見が合致したまれなケースだ。

・リンカーンは「みなと何ら変わらない人だったが、エイブラハム・リンカーンになった」のだ。

〇人は良くも悪くも流される生き物。どういう風に流されるのが良いのか、と自問します。

 

2 大胆に発想し、緻密に進める

・ある分野における天才的な創作者は、同じ分野にとり組む他の人たちよりも、とくに創作の質が優れているわけではない、という。ただ、大量に創作すると、多様な作品が生まれ、オリジナリティの高いものができる確率が高くなるのだ。

・アイデアの創出に関していえば、大量生産が質を高めるためのもっとも確実な道なのである。

〇数稽古。

・不確実なものに出くわすと、人間の本能的な反応として、新しいものを却下し、失敗するかもしれない理由を見つけようとする。

・オリジナリティを正確に判断するには、自分自身で判断しようとしたり、上司に意見を求めたりするのではなく、同じ分野の仲間の意見を求めていくべきだとわかる。

〇餅は餅屋ということでしょうか。年に一度の戦略合宿は、研修講師としての自分を磨いてもらっています。

・ノーベル賞受賞者は、一般的な科学者よりも芸術にたずさわる割合が、並外れて高かった。

・文化的なレパートリーを広げることで誰もが見識の引き出しをたくさんもつことができる。

〇経験は無駄にならない。無駄にしてしまわないようにすれば。

 

3 ”無関心”を”情熱”に変える法

・誰かが自分を説得しようとしていると感じると、心理的に自然と身構えてしまうということを見出している。

・ネガティブな点を示すことで、皮肉にも相手がネガティブな点を思いつきにくくなるという。

〇弱点をさらすことは、誠実さを伝えることにつながるのでしょうね。

・発言するという状況では、どれだけくり返しても相手の頭をいっぱいにすることはほとんどない。一般に、ある考え方に10~20回くり返し触れると、好感度は上昇し続けることがわかっている。

・職場におけるコミットメントとコントロールの意識は、ほかの何にも増して直属の上司によるところが大きい。自分を支えてくれる上司がいると、組織との結びつきが強化され、自分には大きな影響力があるのだと感じられる。

〇研修実施の肝。いかにニギれるか。

・長期的に見て私たちが後悔するのは、「行動を起こしたうえでの失敗」ではなく、「行動を起こさなかったための失敗」であることが、研究で示されている。

〇これは沁みます。やって良かった!と心の底から思います。「やめなければ終わらない」。

 

4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ

・先延ばしは「生産性の敵」かもしれないが、「創造性の源」にはなる。

・古代エジプトでは、「先延ばし」を意味する二つの異なる動詞があった。一つは「怠惰」、もう一つは「好機を待つこと」を表す言葉だった。

〇救いの言葉でもあり、悪魔のささやきのようでもありますね。甘えにつながらないようにしないといけません。

 

5 「誰と組むか」が勝敗を決める

・自分にいつも協力的である人に対しては、それを当たり前のこととして考え、軽視してしまう。しかし、最初はライバルだった人が熱心な協力者になった場合は、本当の支援者であると考えるのだ。

〇その上で、既存の支援者を大事にすること。ありがとうの反対は当たり前。

 

6 「はみ出す人」こそ時代をつくる

・親や教育従事者、指導者、政策立案者に、人格を示す表現や言葉をうまくとり入れるべきだと提案している。たとえば、「飲んだら乗るな」よりも「酔っ払い運転手になるな」としたほうがよい。

 

7 ダメになる組織、飛躍する組織

・異論を突きつけられることの心地悪さよりも、認められ、傷をなめあう心地よさを好んでしまう。

・異なる意見は、たとえ間違っていても、役に立つのだ。

・「演じることができるなら、そうなったも同然だ」という古い言い回しもある。誠実さを装うことはたやすいことではない。説得力を最大限まで高めるには、代弁しているものごとを心から信じていることが必須だ。

〇真のお芝居は、1の気持ちを10にすることはできても、0を1にすることはできません。

・「自分が正しいつもりで議論し、自分が間違っているつもりで話を聞け」(後略)。

・多くの組織では、コツを覚えたり、組織になじんだりすることに忙しく、どうしても発想が受け身になる。仕事に慣れるころには、すでに仕事に追われるようになっていて、世界を”会社の視点”から見るようになっている。初期段階こそ、企業文化を改善するための提案ができる絶好の機会なのだがー。

〇中原淳先生の「違和感メモ」。

 

8 どんな「荒波」も、しなやかに乗りこなせ

・恐怖心を克服するには、なぜ、気持ちを落ち着かせるよりも、興奮するほうがうまくいくのだろうか。

・「熱くなることは、行動と変化の燃料になる。そして冷静になると、行動と変化が論理的かつ実現可能なものに変わっていく」ということだ。

・不安や怒りなどの強烈な感情に対処する方法は二つある。「表層演技」と「深層演技」だ。

・ロシアの舞台演出家コンスタンチン・スタニスラフスキーは、(中略)表層演技は「観ている人の心が温まることも、心に深く入り込んでくることもない・・・繊細で深い人間の感情は、このようなテクニックにはひっかからない」と書き記している。

〇「芝居」はバレます。詐欺師もその時は本当の感情でしゃべっているのだと思います。

 

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