左官技能者育成協会合同研修会をオブザーブさせていただきました。
先日、板橋区起業家インタビューでお話をお伺いした原田左官工業所の原田さんよりお誘いいただいた、「東京左官技能者育成協会」主催の、左官業界合同の新人研修のオブザーブをさせていただきました。以下は、差し障りのない範囲で備忘録として記録します。
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研修初日の様子⇒【新人研修】左官の世界に飛び込むニューフェイス ※原田左官のブログより
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・今期はコロナ開けの4年ぶり開催で、三社11人の新人さんが参加。数人経験者がいるものの、ほとんどが初めてのコテ塗りだそうです。午前中は座学、午後一番から初塗り開始。それぞれ技量の差はあるものの、皆一生懸命に取り組んでいました。
・初めに、モデリングを行い、動画を見て完コピを目指します。中には、正直、全く塗れない新人さんがいましたが、先生から「来週見に来てくれたら、見違えていると思いますよ」と言われ、日程を調整して再訪を約束させていただきました。
・一週間後午後一番に再訪。びっくりするくらい、皆が明らかに上達していました。何より、びっくりしたのは、先週全く塗れていなかった新人さんの上達ぶり!14時からの「1時間チャレンジ」に向け、調整を繰り返していました。
・1時間に畳一畳ほどの壁に20回チャレンジし、塗っては剝がしてまた塗ることを繰り返します。平均1回3分で塗らないとクリアできないという超ハードな練習でしたが、先生の久保さんたちもサポートに余念がなく、材料の水加減を調整したり、落ちた材料をかき集めたりしながら叱咤激励。皆、汗がしたたり落ちています。
・途中から、ある新人さんともう一人の新人さんの動きが明らかにシンクロしているのがわかりました。正にモデリングの賜物でしょう。そして、その二人は5分残しでほぼ同時にフィニッシュ! 実は、そのうちの一人が、一週間前の「全く濡れない」新人さんなのでした。若者の成長は著しいです。
・時間内に終わらなかった子たちは悔しそうな顔をしていましたが、翌日もう一度チャレンジの時間があるとのこと。頑張ってしてほしいです。
・前日までにクリアしていた3人は、次のステップの「きれいに塗る」段階に移り、こちらも動画をたっぷり見てモデリング。その3人にちょっとインタビューをさせてもらったのですが、この合同研修が応募の一つの動機になっているということでした。教育がしっかりしているということを重視する若手は増えているのでしょうね。
・今回の合同の新人研修では、未経験者も経験者も一生懸命に取り組んでいる姿が印象的でした。合同研修をオブザーブさせていただき、新人さんたちの熱意に触れることができ、とても刺激になりました。また、指導する先生たちの献身にも心を打たれっぱなしです。
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・1か月間の研修の最終日には、研修中に作成した「お釜」でご飯を炊き、焼き肉パーティ-を行うそうです。新人をはじめ、研修会に携わる皆さん、最後まで頑張ってください!
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お誘いいただいた原田左官工業所の原田さん、会場提供の西谷工業の柳田さん、本多さん、先生として新人に寄り添う久保技建の久保さん、皆さま、どうもありがとうございました!
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