『組織の未来をつくる「自律型マネジメント人財」の育て方 ~教育で自律型組織を実現する~』ウェビナーに参加しました。
先日、『組織の未来をつくる「自律型マネジメント人財」の育て方 ~教育で自律型組織を実現する~』ウェビナーに参加しました。
差しさわりない範囲で備忘録として記しておきます。
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講師は、(株)マネジメントソリューションズ(MSOL)トレーニング室 室長の横地真吾さんです。
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・DXに成功した日本企業は14%。世界的には30%ほど。日本は低い。
・DXがもたらすもの。改善することで競合に勝利。
・既存価値の合理化(オペレーションのデジタル化・営業チャネルのデジタル化)⇒既存価値の拡大(製品・サービスのデジタル化・意思決定のデジタル化)⇒新たな価値の創造(新ビジネス創出・ビジネスモデル変革・組織変革)。新たな価値の創造に取り組めていないのが日本企業の現実。
・平成は世界時価総額ランキングで日本は上位だったが、2022年ではベストテンはほぼアメリカ。日本は入っていない。
・プロジェクトの成功とは、価値を創造し実現することだが、今までの日本はQCDを達成することが成功の基準だった。価値実現>QCD。
①プロジェクト成功に対する変化に気づき、それを受け容れることができる人財。価値実現>QCD。
・成功の定義の変化。プロジェクトマネジメント知識体系、PMBOK。プロセス重視から価値実現を重視した内容に大幅刷新。成果物とプロセス重視、「予測型」から、価値と原則重視、「適応型」へ。変化に適応しながら対応していこうねという流れへ。
・適応型と予測型。VUCAの時代は適応型アプローチのニーズが高まっている。実験と検証、待つこと。
・世界中の情報を入手できる時代。基盤が整っている。SNS、チャットGPT。質問すればAIが答えてくれる時代に。定常業務は任せられるだろう、という流れになるのでは。
・2025年には49%の仕事がなくなる?2015オックスフォード大学。パターンのある仕事はなくなり、新しく考えたり、情報を選択して活用したり、想定外に対応したり。適応力が求められる。
・これから必要とされるスキル。基盤スキルから革新性へ。
〇課題解決から課題発見へ。
・必要とされる人財。DX、VUCA、COVID-19、SDG‘s。個として自立し、協働の場を運営できる人財、物事を未来志向でとらえる人財、変化に柔軟に適応できる現場力・実践力のある人財。
②目的と価値を認知し、自律的に変化に適応できる人財。
③自分で答えを見つけ、自ら行動し、周囲に良い影響を与え、協働チームを作ることができる人財。
・自律型人材の育成。壁は「変化への抵抗/適応型への抵抗」。PMBOKの読み方が6版から7版で変わった。読み方の違い。
・課題には2種類。適応を要する課題と技術的な問題。適応型アプローチと予測型アプローチ。氷山モデルで表すと、適応型アプローチでは海中の見えない部分。対話や内省が必要。
・チェンジマネジメント。変化を受け容れると一度沈み込む場面が。それを受け容れ、自律的にわかっていて行動することが自立型人財に求められる。変化には痛みを伴う。キャズム理論。谷を乗り越えられるか。
・SECIモデルと経験学習サイクル。アジャイルはSECIモデルを早回ししてくことをイメージ。
④小さな実践と内省を繰り返し、大きな変化に適応する人財。
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Q.プロジェクトのQCD目標より、価値実現の方が重要だというメッセージ。プロジェクトを受託している立場である場合、価値実現には目が向きづらい。
A.チャンスあり。目的は何か、とヒアリングして活動する。目的を皆で共有、一致団結、キックオフのやり直し。受託側だからこそ、目的が知りたいと訴えかける。
Q.激しく変化する時代になぜ自分達も変化しないといけないのかと考える人に対して、どのような回答を?
A.淘汰されてしまう。定常業務はAIに代替されてしまう可能性。自分たちで意図した活動をするためには、目的を意識しないと、考えないといけない。自律的な仕事の仕方のアプローチ。そこに気づけるか。ベストプラクティスは大事だが、やがて陳腐化。サイクルが短くなっていることを知って自律的に動くことが大事。
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皆さま、どうもありがとうございました。
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