サーバント・リーダーシップ入門
サーバントリーダーシップ入門
池田守男/金井壽宏
Ⅰ サーバントリーダーシップとは何か
・管理職の立場は、管理の仕組み、予算、評価権があるので部下が言うことを聞く側面。制度・仕組みに依拠し、「ヒトを通じてコトを成す(getting things done through others)」のがマネジメント。(中略)自分の描く絵や自分の人間的魅力ではないのに「勘違い」する人が出てくる。
・リーダーが描く世界は、初めのうちはフォロワーには実現可能には見えない。(中略)大きな使命(ミッション)、大きな絵(ビジョン)をしっかり描いて語る必要がある。
・最初に湧き起こるのは「尽くしたい」「奉仕したい」という自然な感情。
・スピアーズによる10属性。傾聴、共感、癒やし、気づき、説得、概念化、先見力・予見力、執事役、人々の成長に関わる、コミュニティづくり。
・親であるということは、子どもに対してリーダーであるということでもあり、そのありようの一つがサーバント・リーダー。恋人同士にもその萌芽が。
・サーバント・リーダーシップは考え方、リーダーシップのあり方に関わる基本哲学。
Ⅳ ミッションで支えて組織と人を動かす
・エンパワーメントは単なる「権限移譲」ではなく、必要なリソース(ヒト・モノ・カネ・情報)を調達できるようにし、その上で権限移譲すること。
・中年期に差し掛かるころから、若い世代を育成しよう、経験などを伝えようとする傾向が強まる。心理学者のE・H・エリクソンは「世代継承性」と名付け、中年期以降の発達課題と指摘。
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