福岡市を経営する
福岡市を経営する
高島宗一郎
第1章 挑戦 - 出馬と裏切り、選挙のリアル
・出馬会見をしたとたん、周囲から人が消えていった。絶好調の時にだけ近くにいる人とピンチの時にも離れずに寄りそってくれる人は決定的に違うと気づいた。
・いざ当選すると、対立候補についていた人が気持ち悪いほど持ち上げてくる。
・選挙で自分の人間関係をきれいにすることができた。
○本当の仲間を知る機会が選挙なのか、と。ビートたけしさんと島田洋七さんを思い出しました。
第2章 逆襲 - 数字と結果で流れを変える、弱者の逆転発想
・若いというだけで、周囲の年長者にマウンティングをされる。
・チャレンジする首長よりそうでない首長の方が「失点がない」「安定感」と評価されるのが現実。
○ことなかれ、既得権益。
第3章 決断 - スピードと伝え方が鍵。有事で学んだリーダーシップ
・行政のプロならば、行政が何をしているかをわかりやすく市民に伝える工夫も大切。マスコミやSNSを活用。プロレスと同じで説得力が大事。
○プロレス好きな私にはとても分かりやすい表現です(笑)
・賛成も反対もいる中で結論を出すのは、場合によっては双方に恨まれる。
・決断しないことが一番の罪。最悪の選択は「すべての支援者」に配慮して決めない、動かないこと。
・先行者優位はすぐなくなってしまうからこそ、今できることは今やらないといけない。
・有事には「トップダウン」のリーダーシップ、平時には関係各所の意見をよく聞いて「ボトムアップ」。
第4章 情報 - テクノロジー、SNSの活かし方
・シンプルに伝えるためにはコツが必要。「短く、ざっくり」というのは「そのことにまったく興味がない人にどう伝えるか」を考えること。
第5章 戦略 - 攻めの戦略と市民一人ひとりの意識改革
・まちづくりはおおよそ「総論賛成、各論反対」。
・まず「ソフト」、次に「ハード」という順番。
・自分がその分野のトップランナーになるのではなく「トップランナーの目に何が映っているのか」を共有。
○他者の力を借りる「シェアード・リーダーシップ」。
・課題があるからこそ、そこにニーズとビジネスチャンスがある。
○顧客の困りごとを解決すること。
・選挙はある部分では規制緩和で新しいチャレンジャーを市場に受け入れようとする勢力とそれに反対する勢力の力比べ。
おわりに
・「成功の反対は失敗ではない。成功の反対は挑戦をしないこと」。
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