アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

ジェームス・W・ヤング

 

既存の要素を組み合わせること

・アイデア作成の基礎となる一般的原理に大切なこと2つ、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」「新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい」。

・事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成には最も大切。心の習性は錬磨することが可能。

 

アイデアは新しい組み合わせである

・アイデア作成技術の第一段階、「資料を集めること」。何か特殊な資料を集めるかなり大きな仕事をするなら、カード索引法を学ぶことが有益。

 

心の消化過程

・第二段階、資料の咀嚼。(中略)やがて絶望状態に。心の中がごっちゃになってどこからもはっきりした明察は浮かんでこない。まずパズルを込み合わせる努力を実際にやり遂げたとき、第三段階に移る準備ができたことに。

・第三段階は、問題を無意識の心に移し、眠っている間にそれが勝手に働くのに任せておくこと。

 

つねにそれを考えていること

・どこからもアイデアは現れてこない。その到来を最も期待していない時に訪れてくる。

 

最後の段階

・ほとんどすべてのアイデアがは、実際に力を発揮しなければならない場である現実の過酷な条件とか、せちがらさといったものに適合させるためには忍耐強くたくさんの手を加える必要性。

 

解説

竹内均

・「アイデアのつくり方」における大きい飛躍の可能性を最初に指摘したのは、我が国の川喜多二郎であり、彼の考えは「発想法」及び「続発想法」に。

・豊かなアイデアを得るには天才の美的直観が必要。これを持たない凡人が天才に迫る方法の一つが「KJ法」。もう一つの法則は「パレートの法則」。

・パレートの法則のポイントは「大事なことを先にやれ」ということ。上位20%に当たることを的確につかめれば仕事の能率が今までの4倍にもなる。

・道でもよいことについては中庸の道を選ぶことによって、自分自身の人生の大目標に全力を集中し得る。

 

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