きみのお金は誰のため

きみのお金は誰のため

田内学

○子供が小さい頃に読ませるとよい本だと感じました。

第2章 お金の謎2「お金で解決できる問題はない」

・お金を払うというのは、自分で解決できない問題を他人にパスしているだけだが、お金を払うことで解決できた気になってしまう。だから偉そうな客が現れるし勉強ができるのは両親のお陰と考える。

第3章 お金の謎3「みんなでお金を貯めても意味がない」

・物を作る生産力の他、インフラと呼ばれる社会基盤が蓄積されてきた。インターネット、道路や鉄道の交通網、電気や水道、学校や病院。制度やルールも生活に必要。全て先人が考え手動かし、蓄積してきたもの。莫大な蓄積が今の豊かな暮らしを作っている。

第4章 格差の謎「退治する悪党は存在しない」

・(格差を縮めるサービスを提供している)皆を等しく便利にした会社の創業者が、結果的に大金持ちに。

・社会という悪の組織のせいにして、自分がその社会を作っていることを忘れていることが、一番タチが悪い。

・未来は皆で決めている。消費や投資によるお金の投票行動だけでは限界が。社会全体を取りこぼさないために、選挙による投票が必要。

○子供が小さい頃に読ませるとよい本だと感じました。

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