旅をする木
旅をする木
星野道夫
ガラパゴスから
・「今消えてゆこうとする世界をちゃんと記録しておきたい」という写真家としてやりたいことを語る友人。
ザルツブルクから
・知識としてではなく、歴史というものが目の前に厳然と存在する風景の中での生活の、人間の考え方にどこかで影響。自分たちがどこからやってきたのか、見えない時の流れを無意識のうちに感じているのでは。
○ふり返って、そういう風景は何か、と考えてみてもなかなか思いつかないですが、あえて言うと富士山にたどり着くかもしれません。
・百年以上いも前にアラスカを旅した人が、「若い時代にはアラスカへ行くな。人生の最後に出かけなさい」と。他の世界が小さく物足りなく見えてしまうということ。
海流
・クリンギット族の友人がふと漏らした言葉、「俺達には日本人の血が混じっているかもしれない。そんなことを想像させる口承伝説があるんだよ」。短い時間の中で高度の文化を築き上げた訳を示唆。
ルース氷河
・子供の頃に見た風景がずっと心の中に残ることが。様々な岐路に立った時、人の言葉でなく、いつか見た風景に励まされたり勇気を与えられることも。
○小川で捕った、無数の銀色の小魚。今は、ただのどぶ川に見えるけど・・・。
カリブーのスープ
・生命体の本質は、他者を殺して食べること。近代社会の中では見えにくい「約束」を最もストレートに受け止めなけれはならないのが狩猟民族。「約束」を言い換えれば血の匂いであり、悲しみという言葉に置き換えても。そこから生まれたのが古代からの神話。
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