逆ソクラテス
逆ソクラテス
伊坂幸太郎
逆ソクラテス
○小学生が担任を「逆ソクラテス」と。子供はきっと大人をしっかり見ていますね。
・君の思うことは、他の人に決めることはできない。
・講演も楽しかった。教訓めいたものよりもただの思い出話に終始していたからかもしれない。
スロウではない
・泣いている小学生にトランプ占い。「未来のお前は笑ってるぞ」「どうすればそうなれるんですか」「どうもしなくて大丈夫だ。お前がこのまま大人になればそれでいい」。(中略)「いくら今辛くても、未来で笑っている自分がいるなら、心強いだろうな、と思いました」「あれはでたらめだったんですか?」「申し訳ないが、あれは由緒正しい、正真正銘のでたらめだ」。
非オプティマス
・一度だけ食べたチーズが匂いがきつくて腐っていると思いすぐに口から出したが、「あれは高級なんだよ」と教えてもらうと急にそれが大事なものに感じられた。中身は変わっていないのに、情報で味が変わった。
・「人は慣れるんだよ、どんなことにも」。
・「もし、平気で他人に迷惑をかける人がいたら、心の中でそっと思っておくといい。可哀想に、って」。
・「法律には載らないような、ずるいことや意地悪なこともある。人が試されることは大体ルールブックに載っていない場面」。
・「立派さが評判を作る。評判が君たちを助けてくれる」。
アンスポーツマンライク
・(怒鳴りながら指導するコーチに対し)「スポーツやったところで人間性は鍛えられないんだな」「スポーツの世界に限らず、どんな分野でも強かったり上手かったりすれば威張れるんだから、人間性は関係ない」。
○親が見ていてつらくなるシーンです・・・。
逆ワシントン
・「誰かを馬鹿にした人は、将来、自分が成功した時に全部晒されちゃうよ」。
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