親子で哲学対話
親子で哲学対話
苫野一徳
はじめに
・「『あのときに本質観取を知って、どんな問題も、深く考えれば納得できる答えはちゃんと見つかるんだという感触をつかむことができたんだよね。あれはすごくよかった』。父としてというより、哲学者として、とてもうれしい言葉でした。」
○いやいや、父としてと同等かそれ以上ですよね(笑)。ステキ!
第1章 本質観取って何?
・信仰の自由や思想信条の自由などが認められるようになったのは、元をたどれば哲学者たちの奮闘のおかげ。
・本質観取とは、様々な「確信」を持ち寄り、その上で「共通理解」を見出し合う営み。
第2章 本質観取のやり方
・日頃から物事の本質を言葉にする経験を重ねていけば、本質観取の腕は格段に上がっていくはず。
第3章 親子で哲学対話
・哲学対話の「効果」みたいなものを求めすぎないことも大事。(中略)沈黙も決して悪いことではない。考えをじっくり深める大事な時間。
○沈黙の怖さは、研修中に何度も訪れます。そこをいかに踏ん張れるか。
・「あのね、思いやりの「やさしさ」は、こっちがちょっと『うっ』となるやさしさなのよ」。
○小1の次女さんの言葉。これはグッときました。
・(筆者のゼミには、不登校の中高生などもしばしば参加していたが)こうした子供たちにとって、学校外に居場所があるというのはとても大事なこと。大学はもっともっと、そんな多様な子供たちの居場所になっていくことができるはず。
とても良い考え方だなと思いました。こういうことに予算がつけば・・・。
あとがき
・戦火は絶えないが、「世界の平和の礎はやはり「対話」にしかありません」。
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