アートベース・リサーチ(ABR)と クリエイティブ・アーツセラピー(CAT)=「読書会とミニワークショップ3」に参加させていただきました。

先日、ドラマセラピー連続セッション「母なるもの」に参加させていただいた際、尾上先生よりお誘いいただいた表記読書会へのお誘いをいただきました。全6回の連続セッションの第3回、差しさわりのない範囲で備忘録として記します。
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第3章 音楽療法とABR:音の「聴取体験」における自己探求ワークショップの一事例
高田由利子先生 音楽療法
・本読書会の特徴、執筆者それぞれのモダリティ。
・執筆に至る悩みのプロセスが共有される点。各著者の。切り口がそれぞれ違う。バラエティに富んだ本だと感じるかも。
・今日はトーンチャイムのワークショップのエッセンスを伝えたい。
・ワーク1.今自分がいる場所から何が見えますか?周囲を見回して
→チャップリン、子供たちの写真、シーサー
・ワーク2.目を閉じて、どんな音が聞こえる?
→車の音、冷蔵庫、時計の秒針
・ワーク3.音を描画して

〇なぜか、飾ってある「THE KID」のポスターも書いてしまったのです。
・種明かし。日常から非日常に移行。アートを使う際にはとても大切。無意識のメッセージや蓋をしていることを安全に取り出して見つめることができる。感覚的に表現。自身だけでなく、周囲との関係性も。対人関係も含む。突然無意識を見るのは難しいから、段階を経ることが大切。
・活動中に耳に集中することは少ないかも。安全な形で無意識に気持ちを向けていくのが2番のワーク。
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・高田先生のアートとの付き合い方。なぜ、アートを選んだか、使うのか、Whatではなく、Why、How。どういう思いで使っているのか。
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〇3重(円)のレイヤーのイラストが示される。
【本章の執筆をめぐって】 臨床におけるアート←3重円の内側
・Music as therapy 治療としての音楽
・Music in therapy(Gaston,1971) の治療における音楽←デューイの「Arts as Education」から影響。
・音楽は呼吸に合わせて、ある瞬間、クライエントと作り上げているという瞬間があり、それが表現になっていく。
【本章の執筆をめぐって】 教育におけるアート←3重円の中間
・芸術は複数の感覚が干渉する。視覚、聴覚、触覚、同時に働いているという感覚。抽象的な世界をいかに遊ぶか。
【本章の執筆をめぐって】 関連領域におけるアート←3重円の外側
・なぜABRに興味を持ったか。従来の研究に限界を感じている研究者に触発された。アートを使う研究は、いかに自己開示できるか。アートに触れる機会が増えればいいなと実感している。
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・臨床や教育実践におけるABRのAの視点。イマジネーションを扱う大切さ。探求させることが大事。より深い対話が起きる。切っても切り離せない。予測不能性。即興性、即時性。プロセスを意味づけることが大切。
・アートそのものが「探求の方法」。表現が「データ」であり、感覚変容そのものが「芸術による知」となる。
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・トーンチャイムを使用したワークショップ。思考発話法。無意識で出てきたものをそのまま掬い取りたい。
・音を聞くワークショップ。様々な立場での聴き方。汲み取る力。セラピストにとって必要な力。
・ミュージシャンとして、セラピストとして、一人の人間として、音楽を聴く、沈黙を聴く、今起きている現実を聴く、創造性を聴く (Lee, 2003)
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【Q&A】
T1さん:アートって何だろう。自分はダンス、なぜ選んだのか。どう使っていけばいいのかと考え始めている。感想でした。
T2さん:ワーク3の描画って、なんだったの?
高田先生:関係の捉えなおし。その者に対する新しい視点を持つことに。ペットの鳴き声を描画したり。印象が若干変わってくるかも。
〇描画、私はいくつか上がった中で、時計の秒針が曲線になったのは新たな視点だな、と思いました。

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皆さま、ありがとうございました!次回も楽しみです。
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