人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ

人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ

Team GATHER Project

○SPトランプファシリテーターとしての立場から、この本を読んでみました。

【レッスン1 類人猿分類 簡易診断をやってみよう】
<あなたはどのタイプ?>

・ABCD4つのエリアの中で、自分にとってもっとも違和感のないエリアを選んでください。横軸は「感情を表に出して表現するか、しないか」です。(中略)縦軸は、「人生において大切にしていることは何か」です。物事を追求・達成することを大切にしているか、冒険はせず、現状維持で安定、安心を求めるかを選びます。横軸、縦軸の2つの質問がクロスするエリアが、あなたの類人猿のタイプです。

キャプチャ

Aを選んだあなたは、職人気質のこだわり屋、オランウータンタイプ。
Bを選んだあなたは、平和主義の安定志向、ゴリラタイプ。
Cを選んだあなたは、勝ち負け重視で社交的、チンパンジータイプ。
Dを選んだあなたは、感情豊かなムードメーカー、ボノボタイプ。

○SPトランプで言うと、Aはスペード、Bはクラブ、Cはハート、Dはダイヤ、でしょうか。

<レッスン2に入る前に 自分の「色眼鏡」を分類する>

・身近な人の言動にイラッとくる、そんな経験は、誰にでも心当たりがあると思います。でも。その理由についてきちんと考えたことのある人は、それほど多くはないはずです。なぜ私たちは、他人の言動にイラッとさせられてしまうのか。それは、私たちが先入観や思い込みに彩られた「色眼鏡」を通して自分や、他人の言動に触れているからです。

・細かい違いを見ていけば、人間のタイプがたった4つに分類できるわけはありません。しかし、そういう多種多様な人間の性格をあえて4つに分類するからこそ、他人を理解し、わかりあうための道が開けるのです。

○せいぜい6つくらいまでが理解しやすいでしょうね。血液型占いが流行るのも4つだから。

【レッスン2 シチュエーション別行動診断】

<レッスン3に入る前に>

・類人猿分類の4タイプは、それぞれ異なる感受性を持っているからです。ですから、自分の歓声に深く根差した意見というのは常に4分の1、すなわち少数派にならざるを得ません。このことが理解できるようになると、自分の意見が少数派になったとしても必要以上にあせることがなくなります。

【レッスン3 4つのタイプはこれだけ違う】

<4種の大型類人猿の性格や行動は驚くほど違う>

・類人猿達の行動を見て、「ああ、人間にそっくりだなあ」と感じる。ここまでは、多くの方に同意いただけることでしょう。でも、この4種の大型類人猿の行動や生活習慣が、それぞれ互いに驚くほど異なっている、ということについては、すぐにはピンと来ない方も少なくないかもしれません。

<群れずにマイペースで生きるオランウータン>

・類人猿のオランウータン、人間のオランウータンタイプに共通するキーワードは「納得」。基本的に、他人から理解されることを諦めているオランウータンタイプは、自分の人生が、自分にとって納得いくものであることを求めています。仲間や友人からの承認を求めていないわけではありませんが、自分の偏った価値観を理解してもらうのはそう簡単ではない、ということを自覚しています。それ故に、対人関係では「余地」「距離感」を大切にし、
単独行動を好むのです。

○スペードとはちょっと違い、控えめですね。リーダーシップには言及していません。

<家族で変わらぬ日常を愛するゴリラ>

・実際のゴリラと、類人猿分類のゴリラタイプをつなぐキーワードは「秩序」。実際のゴリラではボスであるシルバーバックの権威は絶対的ですが、人間のゴリラタイプも同じ。何より平和を愛するゴリラタイプは、秩序、調和を守ることを何よりも優先するのです。

○冷静な感じはクラブタイプ。秩序も重要です。

<闘争と競争に彩られた日々を送るチンパンジー>

・類人猿分類のチンパンジータイプに共通するのは「勝利」を求める、ということでしょう。群れとしての勝利はもちろん、群れの序列の中でより上位を求めて政治的駆け引きを行うという行動は、実際のチンパンジーとチンパンジータイプに共通する特徴といえます。

○ハートはそこまで「勝利」を求めないかも。勝利より「賞賛」を大事にするかなあ。もちろん勝利すれば賞賛も得られますが。

<悩み、喜び、怒り、幸せ・・・すべてを分かち合い共感するボノボ>

・類人猿分類のボノボタイプと実際のボノボをつなぐキーワードは「共感」です。わかり合うこと。それがボノボタイプの目的なのです。

○ダイヤ。友好的。

<4つのタイプが1つの森に住むのが人間の社会>

・自分とは異なるタイプを理解していかなくてはいけないのです。なぜなら、類人猿の世界では、4つのタイプが互いに交流することはなく、同タイプの者同士が集まって生活をしていますが、人間社会では、まったく異なる4つのタイプが、1つの社会という森に住んでいるからです。

<オランウータンタイプのまとめ>

・オランウータンの集中力がうまく組織が求めるものと合致すれば、替えの利かない職人的人材として活躍してくれるでしょう。

○職人的、というのもスペードとは違いますね。スペードはリーダー気質。

<ゴリラタイプのまとめ>

・地味な調整役に徹しがちなゴリラタイプですが、10年も同じ組織にいると、自然と権力を持ち始めます。これが悪い方に出てしまうと、視線1つでメンバーをコントロールする「影ボス」的存在となってしまうことも。

○この見方、面白
いですね。10年続ければ、どのタイプもリーダーの素質は備わってくるかもしれません。

<チンパンジータイプのまとめ>

・チンパンジータイプは他人と戦い、競い合うことに執着します。(中略)その多くは人生の中で誰かに敗北し、挫折を経験することになります。チンパンジーの人生は、このときが正念場。(中略)自分の人生において「勝利」とは何か、という深遠なテーマに、どこかで向き合わねばならないのです。

○勝利とは何か。それぞれの価値観です。

<ボノボタイプのまとめ>

・ボノボの雑談に、人の悪口や根も葉もないような噂話が増え始めたら要注意です。

○ボノボタイプ・ダイヤタイプの人がそんなことを言うような集団は、厳しいですね。

【レッスン4 タイプ別「心に響く声掛け」のコツ】

<相手の力を最大限に引き出すために>

・類人猿分類によって各タイプごとの「響く言葉」「効果的なほめ方」のポイントをつかんでおくと、同じツールや教育プログラムを使った場合に、人の力をより引き出すことができ、チーム全体に活気が生まれてくるでしょう。

<タイプに合わせた声かけには、無限の可能性がある>

・ある人には効果的だった声かけが、ある人にはまったく響かない、という経験をしたことがある人は少なくないでしょう。

○相手に合ったほめ方ができれば一番良いですね。難しいですが、考える価値はあると思います。

【レッスン5 異なるタイプを受け入れる】

<それぞれの成熟を目指して>

・類人猿分類は、自分や他人の性格を分類するだけでは終わりません。大切なことはそこから、自分や他人、ひいてはチームの力を引き出していけるような人間に、一人ひとりが成長していくことです。

<成長への手がかり①「自分の弱さ」を自覚する>

・成熟のための手がかりのひとつは、自分のタイプの「弱さ」を自覚することです。

・私たちは自分のタイプを知ると、つい自分の強みに頼りたくなります。しかし、強みを伸ばすだけでは、ある段階以上に成長することはできません。「失敗したときにどうリカバリーするか」を考えることが自分の力を伸ばしてくれるのです。

<成長への手がかり②「他のタイプ」を演じる>

・自分のタイプの弱さを乗り越え、他のタイプと協働する力を養おうとするなら、「自分とは異なるタイプを演じる」ことは、ひとつの手がかりとなるでしょう。(中略)異なるタイプを演じてみると、そこには必ず、さまざまな気づきが生じます。

○SPトランプでいうと、52の要素は、誰しもが全て持っているということを自覚することです。

<コラム2 類人猿分類はこうして生まれた!>

・たとえば、「チンパンジーってどんな性格だと思う?」と聞いたら、特に類人猿についての知識がない普通の人であっても「ちょっとお調子者」「集団で行動する」「明るい」といった答えが返ってくると思うんです。これは類人猿であればこそ、です。例えば「ツルってどんな性格だと思う?」とか「アザラシって暗い?明るい?」と聞かれても、いまいちピンときませんよね(笑)(中略)類人猿に対して抱いている共通イメージが、性格分類法の獲得に大きく寄与してくれるのは、類人猿分類が持つ、大きな強みだと思います。

○これはわかりやすいです。確かに、最大公約数としては類人猿は大きい。

<レッスン9 他のタイプへの感謝の気持ちを持とう!>

・類人猿の4タイプにはそれぞれ、強みもあれば、弱みもあります。類人猿分類を活かす基本は、「相手の強みを引き出し」、「弱みをフォローする」ということに尽きます。

・誰もが自分と同じような感性で生きていると信じ込んでいるうちは、私たちはなかなか、他人に感謝する気持ちになれません。他のタイプの感性を自分の中で消化し、文字通り、相手の感覚世界に感情移入できるようになって初めて、私たちは自分と異なる人の言動を理解し、感謝を示すことができるのです。

○相手本位。

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