【竹田先生・特別セミナー】非関連の多角化に陥らぬよう再考「弱者の商品戦略」
竹田先生の特別セミナーにzoomで参加してきました(当日セミナーの後半戦)。
竹田先生とは、2017年の箱根における「ランチェスター経営計画セミナー」以来(画面越しながら)。お元気そうで何よりです。
差し障りのない範囲で、備忘録として記しておきます。
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・商品戦略。お客のお金と交換できる唯一の手段。
・コロナでホテルの利用者減って、大変だと思う。新規のホテル着工してオープンしたが。低額にしてもコロナ前の4分の1。
・1000万円、中小企業の1人当たりの粗利、1000万円超えていれば、ゆっくりと経営できる。500万円以下の会社をM&Aしても利益が出ない。
・某鉄工所。業績が良く、銀行の勧めでレストランを買ったが、儲からない。レストランの責任者は従業員に。長時間労働しない。自分が社長なら長時間労働できるけど。店長がサラリーマンならやらない。人件費が割高。
・「粗利益=資金の力×社長の戦略知識×従業員の戦術知識・戦術技能」。資金の力4割、戦略・戦術6割。業績のためには、資金を有効に使う。社長が経営戦略を勉強して独自のものを。従業員にも勉強してもらう。実力を高める。
・自販機。占有率の50%はコカ・コーラ。立地の良いところは金の力で抑える。
・必要だけど、金持ちがやらない職業は悪くない。大会社が手を出さない仕事。
・税理士業。資格を取るのが難しい。高い知識を必要とする。
・コンサル。資格は要らない。誰でも成れる仕事は客を見つけるのは難しい。
・高い知識、高い技能を身につけられるような人を雇えるかどうか。資金をかけて教育していく。
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・商品次第で、稼ぎが決まってしまう。
・1位の商品づくり。競争力のある商品づくり。簡単にはまねできない商品づくり。粗利益・経常利益は多い。
・日本電産。マブチモーター。電気自動車の台頭。一台の自動車でいくつも使う。ガソリンから変わっても影響受けず、むしろプラスに。
・キーエンス。1位の商品を持っている。1人当たりの経常利益が高い。
・1位を持っている会社が業績が良い。商品の種類を増やすのが目的ではない。
・本業以外のモノに手を出すと儲かると思っているが、そうではない。めったにない。たまに成功する人がいるけど、少数。たまにしか起こらないことを見本にしてはダメ、とドラッカー先生。
・競争相手が増えてくると、経常利益が下がってくる。もうけが減っていく。
・市場占有率と1人当たりの経常利益の関係。縦軸が経常利益、横軸が占有率。占有率が上がると曲線が急上昇。
・再現性。コンサルや中小の社長の中には、再現性のない成功を再現性があるように話す人も。再現できるのが経営。潰れた会社は何千もある。
・地方で業績が上がると、東京に行きたがる社長。たいてい失敗。行くのやめなさい、と言っても言っちゃう人。たまに、立ち直る人もいるけど。
・強い競争相手が出て来るのは驚異。市場規模が小さければ、出てこない。
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・何人まで人を動かせるか。人によって決まっている。生い立ち、性格・・・。業歴10年時点での雇用から増えない。
・自分の性格・能力に合わせた商品選定や雇用。自分のやれる範囲でやればいい。無理をしないといけないときもあるかもしれないけど。
・自社の社風=自分の性格。
・なぜ1位を目指すのか、商品の幅をどこまで広げるか。
・人に負けないものを作ることを目標に。
・業歴が15年~20年すると今の仕事に飽きる。飽きると余計なことをする。衝動買い的に。本業以外のモノに手を出す。
・弱者の社長は強い願望を持て。
・死ぬほど頑張っても、孫請け、曾孫請けなどやっていたら儲からない。
・自社商品を作ればよいのに、それをあきらめたらダメ。
・願望を持った人たちと会うようにする。
・異業種交流会。ナンバーワンの人と付き合わないと駄目。1位を自分の手で作った人と付き合うと役に立つ。苦労話が役に立つ。「異業種居酒屋の会」ではダメ。
・簡単に1位になるものを作れない。3年~7年かかっている。
・行動が先、考え方は後。考え方を変えろといっても、簡単には変わらない。まずは行動を変える。実績ができると自信に変わる。
・良い教材を使うと、経験だけよりも3、4倍よくなる。行動を習慣化する。
・松下先生に稲盛先生は鍛えられた。毎年値下げを言われて工夫した。
・性格、過去の経験、偶然。
・何を1位に選べば、と聞かれても、それは性格次第。
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竹田先生、伊佐先生、紹介くださった師匠の関根さん、皆さま、どうもありがとうございました!
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