運動脳

運動脳
アンデシュ・ハンセン
第1章 現代人はほとんど原始人
・「身体の主たる機能は、脳を持ち運ぶこと」 ー トーマス・エジソン
・今日の脳は、昨日の脳と同じでなく、永遠に開発途中の未完成品。
・脳が私たちを操作しているのではない。脳の各領域を強化するには、脳の仕組みを理解したうえで、定期的に運動することが何より重要。
・GABA(ガンマアミノ酪酸:アミノ酸)は脳内の活動を抑制して変化が起こらないようにする「ブレーキ」の役目。身体を活発に動かすとブレーキが弱まる。運動によってGABAの脳を変えまいとする作用が除去。再編成しやすくなる。
〇脳のお世話係としての運動が必要だと→マインドセット 「やればできる!」の研究
第2章 脳から「ストレス」を取り払う
・身体にとっての「闘争」は、プレゼンテーションを見事にやり抜くことであり、同僚たちに襲いかかることではないが、生物学的見地では、身体はコルチゾールによって戦闘の準備をしている。
・運動でストレス物質「コルチゾール」をコントロール。運動がストレスに対して過剰に反応しないように身体をしつける。活発に動かすことでストレスに対する抵抗力が高まる。
・運動は「海馬」「前頭葉」を強化。(中略)1時間程度の散歩を習慣にしている健康な成人の前頭葉を定期的に測定した結果、前頭葉を含む大脳皮質が成長。
・筋肉が、機能障害を誘発するストレス物質を取り除く工場として働く。
第3章 「集中力」を取り戻せ!
・(狩猟採集民族は)楽しんだり体重を落としたりするために走っていたのでなく、生存の可能性を増やすため。だから運動をすると今でも脳が「ご褒美」を与えてくれる。
第4章 うつ・モチベーションの科学
・運動は、抗うつ剤よりも強力。
〇著者は「お金」に対しての皮肉を結構聞かせてます(苦笑)。
・セロトニンやドーパミンが増えることは、脳内でBDNF(脳由来神経栄養因子)が生まれる現象の第一歩。BDNFは、脳の天然肥料。(中略)BDNFの生成を促すのに、(有酸素)運動ほど効果的なものはない。
・自分が感じているものがランナーズハイといえるのかどうか確信が持てなければ、それはおそらくランナーズハイではない。
〇中学時代の中長距離、5分くらい走ると「いやいやな気持ち」が身体の中から消えていった思い出。あれはランナーズハイだと思っていましたが、どうやら違うらしい。もう少し頑張ることができれば・・・。まあ、良き思い出です。
第5章 「記憶力」を極限まで高める
・脳細胞を作る働きが損なわれれば、気持ちが落ち込みうつ病になり、記憶力も低下するが、身体を活発に動かせば、脳細胞の神性は倍に増える。
・脳は新しい体験を記憶にしっかり刻み付けるため、海馬に新しい細胞を作る。その細胞は、身体を動かすことで得た経験(新たに出会った環境)の刺激を受けて生き延びる。(中略)海馬は運動で最も恩恵を受ける部位。
・運動vs脳トレの勝負は運動が圧勝。
〇これも、お金にまつわる皮肉。心配になるくらい小気味良いです(苦笑)。
第7章 「学力」を伸ばす
・学童期や思春期の生徒が運動をすると学習能力が向上することは、科学が証明。
・「論理的思考」と「言語の理解力」に特に関わっている部位は、海馬と前頭葉。運動の効果が最も出る部位。
第8章 健康脳
・加齢による前頭葉の委縮の進み具合は、カロリーの消費量と密接に関わっている。
〇大先輩方、食べる人は確かに明晰です!しっかり身体も動かしていますね。
第9章 最も動く祖先が生き残った
・文明は大脳皮質の産物である ~カール・セーガン~
・地球上に初めて現れた脳細胞の最も大切な仕事はその生物を移動させること。
〇移動の特権→移動と階級にもつながるかもしれません。旅は、ウォーキングに神髄あり、でしょうか。

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