ビジョナリーカンパニー2

ビジョナリーカンパニー2

ジェームズ・C・コリンズ

第2章 野心は会社のために

・比較対象企業の4分の3以上の経営者は、後継者が失敗する状況を作り出すか、力が弱い人物を後継者に選ぶかしており、両方にあてはまる経営者も。

第3章 だれをバスに乗せるか

・飛躍を導いた指導者は3つの真実を理解。「何をすべきか」ではなく「誰を選ぶか」から始め、「適切な人」を選ぶことで動機づけの問題や管理の問題をほぼ無くし、「不適切な人たちばかり」であれば偉大なビジョンがあっても意味はない。

・「一人の天才を一千人で支える」比較対象企業に必要なのはよき兵士であり、偉大な考えを実行できる優秀な部隊だが、天才が去ってしまえば兵士はなすすべがなくなることが多い。天才ではない後任者が天才の方式を真似て大胆な行動をとり失敗を重ねる。

・「適切な人材」を判断するにあたり、飛躍を遂げた企業は学歴や技能、専門知識、経験などより、性格を重視。知識経験は教育などはできるが、性格や労働観、基礎的な知能、目標達成の熱意、価値観はもっと根深いもの。

・「適切な人をバスに乗せる」に関連する、「どの席に誰が座るべきか」を考える。(中略)真面目で有能な人が業績が悪いからと解雇するのではなく、数度能力を発揮できそうなポストに移してみることが重要。

第4章 最後にかならず勝つ

・経営者が強い個性をもっているとき、部下が厳しい現実を報告しなくなれば問題の種を蒔く結果にも。

・ストックデールの逆説。一方では厳しい現実を現実として受け入れ、他方では最後にはかならず勝利するとの確信を持ち続け、偉大な会社になって圧倒的な力を持つようになる目標を追求。

・楽観主義者を諭すストックデール曰く、「クリスマスまでに出られることはない。その現実を直視しろ」。

第5章 単純明快な戦略

・針鼠の概念と3つの円

第6章 人ではなく、システムを管理する

・「自由は全体の一部でしかなく、真実の半分でしかない。…だからこそ私は、東海岸の自由の女神像に対して、西海岸に責任の女神像を建てるべきだと主張している」。ビクトール・E・フランクル『意味の追求』

・規律ある行動は、自ら規律を守る人たちがいなければ持続させることは出来ず、規律ある考えがない状態で規律ある行動をとれば、悲惨な結果に。

第7章 新技術にふりまわされない

・「当社の成功の20%は採用した新技術によるものだが、・・・80%は企業文化によるものだ」。

・技術は促進剤であって原因ではない。

第9章 ビジョナリーカンパニーへの道

・基本的価値観がどのようなものかは特に重要ではなく、基本的価値観を持っているかどうか、社内で知られているか、組織に組み入れているか、長期にわたって維持しているのかが問題。

・「基本理念を維持し、進歩を促す」考え方を大切に。

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