留魂録
【新訳】留魂録
松浦光修 編訳
第1章 死生を想う
・言葉というものは、それそのものに重みがあるのではなく、いつ、どこで、誰が言ったか、ということがその言葉の軽重を表す。
第2章 死生に対す
第3章 死生を悟る
・何でも、こういう身近なことから話をしていくことが大切。そうすると人はハッと目が覚め、気が付くとずいぶん進歩していることが多い。
・古今東西、優れた指導者にはなぜか身近なところに”裏切者」が隠れているのが人の世の定めだと「福音書」は教えている。
・「言ってもムダな人には、もう言わない」。
〇これが一番怖い。
第4章 死生を決す
・松陰の死生観が数多くの門人たちに受け継がれることになったのは、(死んだ友を裏切るような生き方だけは、決してしない、という)道徳心が師弟に共通する「心の基盤」としてあったこと。
第5章 死生を定む
・「尊王攘夷」は文字だけ見るといかにも偏狭で激烈だが、日本という国の内政的な「統一」と、対外的な「自由と独立」を目的とするもので、考えてみればごく普通の考え方。
〇捉え方で印象が変わりますね。
第6章 死生を分かつ
第7章 死生を超えて
・人にできることは、「リスクを冒す必要のないこと」と「リスクを冒す必要のある事」を見分けることだけ。それを見分けるのが「智恵」。「勇気」を奮って正面から向かっていくとき、心の底から人生を「面白い」と感じる。
・松陰にとって「学問」とは、「人が”善く”生きるということはどういうことなのか?」を学ぶことであり、それを人生で実践すること。
おわりに 魂をとどめて
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