「広報の編集力を上げるヒント」意見交換会にオンライン参加してきました
先日、「広報の編集力を上げるヒント」意見交換会にオンライン参加してきました。
「広報の編集力・・・?」と、タイトルに興味を惹かれて応募。講師は西村昌樹さんです。差しさわりのない範囲で備忘録として記します。
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【広報が重要な理由】
・社内外とのコミュニケーションととらえる。
・あらゆる対話をどのように伝えるか、ブレーンが広報というのが理想。
・どの分野でも広報的な考え方は必須。
・企業をやる気にさせる、知ってもらう、社内の相談に乗るなどを意識すると楽しいのでは。
【広報の社内における相関性について】
・広報は出世ポジションと位置付けられる。
・会社のハブ、コミュニケーションのハブ。回していく役割。社長で広報経験者は多い。重責と期待と可能性を期待されているのが広報。
・社内のネタを広報としてどう料理するかを知る
・今日の時点で一番新しい取り組みは何ですか、という質問。新しい取り組みは一番力を入れている取り組み。
【広報パーソンがネタを編集する際の工夫】
・生活者目線⇒自分ごとでとらえられるか。
・業界の言葉をかみ砕けるか。
【メディアの人の頭の中、優先順位は何か?】
・なぜ今日取り上げられているのか。最新の動きに思いをはせ巡らせることができるか。
・新聞の一面、トップニュースの特性について考える。それぞれのメディアの特性の違い。
・編集済みのネタをどうメディアに持ち込むか
・電話、ファックスは現実的では今はない。
・メール、SNSが主戦場か。
・ヤフーニュースへの転載。
・知り合いの知り合いの知り合いを探す。
【メディアとの関係構築について】
・普段から気軽に会えるような関係づくり。社内案内、勉強会、ランチなど。
・そもそもどうやって知り合う?コンタクトと留意点
・署名記事。
・横でつながっている後方からの紹介。
・PRタイムスへのリリース掲載、そこからがスタート。
【記者コンタクトと留意点】
・自社のネタのカテゴリ、関連テーマを明確にする。メインカテゴリと関連する付随するテーマを考える。
・話を面白がってくれる人に連絡し続ける。貴社か、ディレクターか。
・SNSでいきなり連絡は?自分なりのアプローチを考える。
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質疑応答。
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Iさん
署名記事をもとに連絡する場合、どうやって連絡する?
⇒興味を持ってもらえそうなネタがあるので、メアド教えて、大代表に聞く。知り合いの知り合いがあればたどり着けるのでは。以外に会える。7人ぐらいのつてで。
〇これ、目からうろこでした。でも、ちょっと度胸はいるかも(笑)。
Sさん
メディアの人が多く顔を出しそうな場所…いくつか例を挙げていただくことは可能でしょうか?
⇒多くの人が来てくれる勉強会を開催し、その情報を記者クラブで流してもらうとか、広報コミュニティで顔が広い人に紹介してもらうとか。以外に幕張メッセとか展示会にはいないし、いても人が多くて探すのは難しい。
Tさん
メディアの方が参加しやすい時間帯などは?
⇒昼くらいがよいのでは。番組やメディアによって違う。どこに売り込みたいか解像度を上げる。
Sさん
テレビは、画になるものを優先に取り上げる?画になるものがない場合に、テレビに取り上げてもらえる方法は?
⇒面白い内容なら、画が無くても取り上げられる。情報多いボードとか。面白い情報。
Oさん
異動も多くなかなか部署が変わるとまた一から構築に苦労。
⇒異動はチャンス。
Wさん
OA予定の日の取材対応というお話でしたが、人材業で商材がない場合、どんな準備をしておくと良いか?
⇒取材対応者を普段から数人確保しておく。
Yさん
記者さんとつながりがない場合は「広報さんを通じて紹介してもらう」と言っていたが、個人情報保護の観点から、教えていいのか、教えてもらっていいのか不安な面も。どのような紹介のされ方だと、メディアの方は不快に思わないか?
⇒つなげてもらうのであれば問題ない。
Oさん
テレビ・Web・紙面など同じ内容のリリースネタでもタイトルや内容を変えるべき?
⇒それぞれのメディアに対して、ミニマムの内容をベースに、同じリリースをもって、別の話をする。
Kさん
「記者さんとの関係性の作り方」に記載されていた「勉強会」とは?
⇒いろんなパターンがあるが、記者が行きたいと思える内容なら。
Nさん
一番新しい社内の動きですが、どのくらい前までの取り組みであれば紹介する価値があるか?
最新の取り組みの賞味期限の目安があれば知りたいです!
⇒目安は各社が取り上げ済みかどうか。
Tさん
社内のネタを料理するときの「生活者目線」、大事だと思った。「生活者目線」を鍛える方法は?
⇒普段からメディアを考えながら見るのが生活者目線につながる。
Sさん
ライティング能力が弱いと上長に指摘され、ライティング能力を鍛えたいのですがおすすめの鍛え方などは。
⇒ライティングは当初の構成の立て方。箇条書きでもいいから、流れをつくってから書き始めると良いのでは。
小澤さん→A3白紙に殴り書きしてから、上記の方法にしている。
Tさん
お互いに良い情報を共有しあえる関係性をつくりたいと
今は一人ずつダイレクトに連絡を取っているが、上長からはもっと一斉に量を送れ!と
言われている。
関係ない情報を送り続けると見られなくなるのではと心配している。
⇒ネタになりそうなものでないと逆効果なので、慎重でよいと思う。社内からは言われがちだが、ぐっと耐えるのも必要。ここぞというときの連絡だけでなく、質の良いものをコンスタントに送ると良いのでは。
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西村さん、小澤さん、皆さま、どうもありがとうございました!
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