「わずかな差を生み出す」セミナーに参加させていただきました。
先日、中小企業家同友会板橋支部主催、板橋区産業振興公社後援のセミナー、「わずかな差を生み出す」に参加させていただきました。
講師は、(株)エクスドリーム・スポーツ代表取締役の江村宏二さんです。
差し障りのない範囲で、備忘録として記します。
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司会は、(株)むさし商事の高田社長。娘さんもフェンシング選手として活躍中です。
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「わずかな差を生み出す」
~日本フェンシングを世界最高レベルまで到達させたコーチングに学べ!~
・ソウルオリンピック日本代表として出場。16位。世界で勝てるイメージがなかった。
・大分県にて教育長。
・2008年、北京オリンピックにて、太田選手が銀メダルを獲得。監督として伴走。
・JOCのナショナルコーチとして招聘、2009年に上京。
・JOCから賦与されたカードの裏には、2012年、2016年には「5位」「3位」達成と文字が。
・フェンシグには3つの協議、エペ、フルーレ、サーブル。
〇説明の際、動画を見せていただく。とても迫力のある映像に驚嘆。
・1964年の東京オリンピックに向け、自衛隊朝霞駐屯地内に練習場設置。その後、2001年に国立スポーツ科学センター(JISS)に。情報処理拠点として。しばらくは選手が集まらなかった。
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・「何から始めるのか?」。成功にイメージを持つこと。フェンシング関係者さえも初期は「無理、ムリ・・・」という雰囲気の人が割といた。
・成功のイメージを持つことで、向上心が生まれ、新たな発想が生まれる。
・カレンダー部会の重要性。大きな10の大会に向け調整。ワールドカップ5回、グランプリ3回、世界選手権1回、アジア選手権1回。
・10大会をスポーツアナリストと共に情報収集し、分析し、提供する。情報の活用。量を集め、質を高めていく。不確実なものを確実なものに。
・やることを1から10まで紙に書き出す→優先順位を決める→今できることから始める→問題点を抽出し、解決していく。
・「わずかな差を生み出す」ことで、チーム力を強化していく。世界で勝つために。
・オリンピックには欠かすことのできない「オフィシャルスタッフ」「支援スタッフ」。スタッフを増やすためには、「勝つよ!」と宣言すること。
・練習場に大モニターを設置し、勝ったシーンを流しっぱなしに。モチベーションアップ。Change the color。
・インターハイの団体はフルーレのみ。底上げのために、全国選抜をフェンシング協会で。エペ、サーブルも。
・日本代表選考の明確化。ポイント制。
〇すそ野を広げることが大事。
・外国人コーチの招へい。肝は「情」。
・江村美咲さんはJOCアカデミーで結果を出している。勝てるイメージができている。
・リオオリンピック後、次世代を育てたいという思いが極まり、高校に。「スポーツアスリートコース」。サーブルとエペに特化。NTC以外でも育てられるように。
・板橋区にフェンシング場を!
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休憩後、各グループで意見交換後、グループごとに代表質問。
Q.リオ後、育成を次世代にシフトしたとのこと、どんな思いで?
A.一から育てたい、という思い。フェンシグを通じて成功体験をさせたい。礼に始まり礼に終わるのがフェンシング。誰もがカッコいい、と憧れる競技として。
Q.江村氏自身の「ベクトル」は?
A.「ありがとう」「助かりました」の姿勢と言葉。皆で成果を分かち合うこと。選手からも感謝を伝えるように。
Q.板橋区にフェンシングの拠点を?
A.現在の練習場は、2025年3月で撤収。その後の拠点を探索中。決まるまでは、学校を借りたりとしのぎながら。
Q.新規のことをやろうとするときの秘訣が知りたい。
A.リモートよりも対面。自身の立ち位置。ともすると反対勢力と捉えられることもあるが、モノを言える立場、実績が必要。大事なのは人間関係。教育長時代に学んだともいえる。「見る位置・見方」で違うということを意識することも大事。
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懇親会では、板橋ラブの方々と深く楽しい意見交換を行いました(笑)。
江村さん、皆さま、どうもありがとうございました!
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