ビジネス心理学大全
ビジネス心理学大全
榎本博明
1 モチベーションの心理学
・モチベーションの低い人ほど下方比較(自分より実力や実績が下の人と比べて安心し、現状に満足すること)をする傾向。
・「意味への意思」が満たされれば、性欲や権力欲に振り回されずに、落ち着いた生活が手に入る。使命感がカギを握る。
・外的報酬のために頑張ることで内発的動機付けが低下してしまう「アンダーマイニング効果」。
・外的統制型よりも内的統制型の方がモチベーションが高く、勉強、スポーツ、仕事でも成績が良い。
2 人事評価の心理学
・ダニング=クルーガー効果。能力の低い人は自身の能力の低さにくづく能力も低い。自身の危機的状況を自覚していない。
・「母性原理」は「包含する」機能、「父性原理」は「切断する」機能。
・減点法的な認知の癖を捨て、加点的な認知の癖を身につけることが大切。
3 職場の人間関係の心理学
・「ホウレンソウ」には上司の心のケアの側面。
〇逆転の発想ですね。確かに。
・「敵意帰属バイアス」。攻撃的な性格の人はあいまいな言葉ややり取りを敵意のあるもの二解釈する傾向が強い。
・「認知的バランス理論」。
4 リーダーシップの心理学
・「確証バイアス」。自身の考えを裏付ける証拠となる情報には良く気付くが、矛盾する証拠となる情報には目をつぶる認知の癖。
・他者に左右されずに自分中心に生きる欧米人と違い、ヒトとの間柄を生きる日本人は、相手の期待を裏切りたくないという思いに強く動かされるので、期待することは特に効果的。
〇ピグマリオン効果とゴーレム効果。言霊にも通じるものがある気がします。
5 マーケティングの心理学
・「現在志向バイアス」。将来における価値よりも、「今、ここ」における価値を重視する心理傾向。
・メディアを介したPRやイベントの効果は数日、口コミの効果は3週間続く。
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