東大MOOK インタラクティブティーチング、WEEK4

インタラクティブティーチング、第4週での気付き。

音楽座の藤田将範さん。

「初めての授業、1回きりの授業の時、学生だけでなく、我々教える側も緊張している」
ということで、緊張のほぐし方をレクチャーしてくれました。 

「この緊張をなるべく早い段階でほぐすこと。それには学生を巻き込みたくさんの味方を作ることが大切です。ではどういったタイプの学生に声をかければいいのか」

「意欲がある学生はたいてい前に座っています。たいていの講座には、前に座って熱心にこの講座を吸収したいなと思っている学生がいるので、(まずはそういう方に話しかける」

「(2番目に話しかける方は)リーダーシップをとる人あるいはムードメーカーの人を探す、これがとっても大切なことです」

「アンチな空気を出してる人、この講座にはあまり興味ないよっていうようなスタンスで座っている人がいます。何だかつまらなそうにしている こういった特徴の学生ですけれども、苦手だなと思ってずっと 声かけをしないとどんどんと距離ができてしまいます。ですから 最初のうちになるべくこういう方にも(話しかける)」

・熱心な方、リーダーシップorムードメーカー、アンチな空気を出している方。
それぞれを巻き込んで場を一体化させる。
アンチな方を巻き込むことができれば、空気感はグッと良くなりますね。
でもそれが一番難しい!

オックスフォード大学の苅谷剛彦先生

「僕の議論まで来てください、そこから先は僕が教えてあげる、(と言っても)ここまで寄ってきてくれない限りは学生は聞く耳持たないでしょ」

「(議論の)とば口入り口に連れてきてあげるためには、教師は工夫が必要なのね」

「学生の頃、なんでこんなつまらない話をするんだろうなって授業がたくさんあった、もしかしたらその中身は、とば口入り口から入れば、すごく充実した面白い内容がいっぱいあったのかもしれないけど」

「自分が学生だったことを踏まえれば、その入口にどうやって連れてきてあげるかっていうことが大事だっていうのがやっぱり実感しますよね」

「(授業の時に)眠ってたってその人達にうまく関心を持たせればそういうことを伝えられる」

・とば口入り口に連れてきてあげる、ってすごく刺さる言葉です。
そう、研修に来てくださっている方は、関心が無いわけではないはず。
こちらの熱をうまく伝えて、関心なさそうな殻の隙間から漏れている(はずの)熱をうまく感じ取ること。
興味を持ってもらうのは、講師次第ですね。

さあ、第5週も頑張ろう!!

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