会社を辞めたい、と言ったアルバイトへの対処

店長であるあなたに対して退職を口にするのは余程の覚悟でしょう。

この時、あなたがやらなければいけないことは、落ち着いて退職の理由を聞くことです。

会社を辞めるというからには深刻な理由があるはずです。

家庭の事情など止むに止まれぬ理由ならどうしようもありません。

ですが、退職の理由が職場の不満や仕事への不満だとしたら、しっかりと話し合うことが大切です。

何故、不満があるのかを詳細に聞き、店長であるあなたとアルバイトとの考えに相違があるなら誤解を解くことも必要です。

ただ一時の感情に任せて退職を口に出すはずはありません。

ずっと溜まっていたものを吐き出してもらうことにより、お互いに素直な気持ちで問題点を話し合うことが必要でしょう。
 
あなたにとってアルバイトは「大切な子供」です。

子供がちょっと駄々をこねるのは、本当の気持ちをわかってほしい、というサインかもしれません。

退職を口に出したことで、あなたの子供であるアルバイトと一緒に解決策を探す良いきっかけになる可能性もあります。
 
ただ、一つ問題があるかもしれません。

退職を口に出したアルバイトは、再び退職を口に出すことが統計上多いようです。

最初の退職の意思表示の際に引き止められたアルバイトは、退職の意志をあなたとの取り引きに利用しようとするかもしれません。
 
一度しっかりと話し合いをし、納得した上で退職を取りやめたアルバイトなら、またすぐに「辞めたい」などと口に出すはずはありません。

もし再度「辞めたい」と口にするのなら、そのアルバイトとあなたとの縁はなかったのだと思います。

思いの違うアルバイトと仕事を続けるのはお互いにデメリットでしかありません。

そうなってしまった場合には、今までの事を感謝し、笑顔で見送ってあげて下さい。

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