子を見れば親がわかる=アルバイトを見れば店長もわかる
私がアルバイトだった頃、とある取引先のお客様に言われたことがあります。
「あなた達の仕事ぶりを見ていると、会社の教育がしっかりしているのがよくわかるわ」
その方が言うには、仕事もそうですが、挨拶の仕方や言葉使いに、その会社の雰囲気がにじみ出ているとうことでした。
確かに私がいた会社のアルバイトは皆、その会社の社長や上司の立ち居振る舞いを自然に真似ていたように思います。
その会社の社長や上司はアルバイトを非常に可愛がってくれていたので、皆社長や上司のことを慕っていました。
結果として、真似が自然に身についていたのでしょう。
「子を見れば親がわかる」
とはよく言いますが、これと同じで、
「アルバイトを見れば上司がわかる」
ということです。
つまり
「アルバイトは上司の鏡」
と言えるでしょう。
鏡は、そのままの姿を映し出します。
ですから、店長であるあなたが良い行いをすれば、アルバイトも良い行いをします。
逆もまた然りです。
ここで、店長であるあなたに考えて欲しいことがあります。
それは、あなたがアルバイトを注意する場面です。
直接的な仕事のミスではなく、アルバイトの言葉使いや立ち居振る舞いを注意する時を思い出してみてください。
その注意をする行為は、あなたが普段やっていることではありませんか?
あなたを映す鏡であるアルバイトの行為は、普段あなたが行っていることを映しているだけかもしれません。
「自分だっていつもやっているのに・・・」
アルバイトの行為を見ていれば、自分の良いところ、悪いところが見えてきます。
鏡を見て身だしなみを整えるように、アルバイトを見て我が身を正す。
アルバイトも然りです。
互いに我が身を正し、切磋琢磨して互いに成長していくのは素敵なことですよね。
また、いつでも鏡として見られていることも意識して日々の仕事を送りましょう。